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三年前の秋、俺と兄のステータスは大差なかった。
運動も勉学もほとんどが、俺とほとんど同じぐらいだったのだ。
しかし、差があけられ始めたのは俺が彼女に振られ、仲が良かった三人グループと別れ始めたからだろうか。俺には彼女がいた。しかも二年ちょい。結婚まで行ってもおかしくない。しかし、彼女は別れた。今でも覚えている。結婚もしてない。別れたはずなのに、苗字は俺の苗字と同じ。西園寺という苗字になっていた。珍しい苗字だと思うが、彼女の苗字も西園寺となっていた。どういうことかわかるだろうか?兄に奪われた挙句、結婚までされたのだ。その時は般若のような見た目をしてたかな?しかも、いつものように仲の良かった酒井、山井、西園寺で遊んでいたら。酒井は親が転勤して離れ離れ。山井は病気になりそのまま寝込んでいた。そして、今でも病気で、病院も遠く、二年前には看病をやめたっけ。
「へー、そんな過去があるんだー!!」
死神は僕の心をのぞいてきた。でもその死神の言葉はいつにも増して少し感情的だ。
「心をのぞくな殺すぞ」
「もう死んでるんですけどね⭐︎」
もうすべきことを、生きている間に全てしようと決心した。
死神と2人で、遊園地、水族館、ジョッピングモール、バンジージャンプ、動物園、あらゆる場所に行った。すごく楽しんだ。
でもとうとう十日目になっちゃったみたい。ほんとうにごめん。弱い兄貴でごめん。妹よ。精神的に雑魚な俺でごめん。両親と兄。あの時は恨んでいたけど、もう吹っ切れた。ごめん。彼女。2人とも、こんな弱い友達でごめん。そして、ありがとう最後に思い出を。死神っ
「感動してるとか悪いけど、余命十日は嘘だから」
???
「いや、お前の人生が地上で面白いこと歩んでるから、適当な嘘をついた。」
「はぁぁあぁ〜〜!!」
じゃあ、死因も嘘だったと?
「うん。君面白いなー!!」
「もういい!帰る!お前のせいで無駄なお金使っちまったよ。」
「いいのかお前の友達なんだろう」
「いいんだ。私が病で死んでることを言ったらあいつ悲しむでしょ。そしたら、本当に自殺しかねない。私はあいつと出会えて良かった。本当に成仏できるよ!ありがとう!来世はあいつの嫁でもなるよ。本当にありがとう!酒井!そして西園寺!!」
俺は死神と遊んでいたうちに、なぜだか死神がどこか懐かしく思えた。
10分ですぐよめる!「余命10日」 トヒラ @tellhi
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