「雨中の切人」についての資料
雨中の切人 (ウナカノキリヒト)とは
明治後期に実在したと言われる殺人鬼である。
雨降る明け方、どこからともなく現れては、
手に持った刃で人を斬り殺す。
殺された人数は推定12人程と言われており、
死体はどれも背中を何度も切りつけられたような傷が残されていた。
深いものでは臓器にまで到達しているものも
あり、底知れぬ執念を感じさせられる。
大正に入る頃にはパタリと姿を現さなくなり、
遂には捕まることはなかった。
そして時代が流れるにつれ彼のことを覚えてる人間もほとんどいなくなっていった頃に1人の娼婦の死体が見つかる。
遺体の様子から雨中の切人の犯行と思われるが、背中にあったのはただ傷では無く、
明確に読める文字が彫られていた。
「雨中ノ切人ハ死ナズ」
これが雨中の切人が残した最後の痕跡であった。
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山口達夫 著
「戦前の殺人鬼達」より 抜粋
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