夜間警備

以前あの美術館で夜間警備の仕事をしていたんです。


警備の仕事は楽で良いですよ。

決まった時間に館内を見回るだけで給料が発生しますからね。


まぁ悪い点を言うなら怖いってことですね。

そりゃ人がいない暗くて広い施設の中を回るのは怖いに決まってますよ。

でもあの美術館は別格でしたね。

別に霊感とかがあるわけじゃないのですが、

雰囲気がやっぱり異様なんですよ。


えーと、なんでしたっけ?


あぁ、「儚き麗人」って絵ですね。

なんでかあの絵のある場所だけは2人で行く決まりがありまして…


私が配属された時にはもうその決まりがあったんでなんでそうなったかは詳しく知らないんですけど、

なんか消えるらしいんですよ、 人が。

1人で夜間警備に着いていた人が何人もいなくなったとか…

まぁ噂話ていどなのであんまり信用しないでください。


でも私は美術はよくわからないんですよね。


あの絵が評価されてるのはなんでなんだろうって思うんです。


だってあの絵 言っちゃ悪いけど不気味じゃないですか?


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情報提供者

山河国立美術館 元警備員 武本 さん

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