「呪いの家」と噂される場所に肝試しで行ってしまう……ホラーの導入に良くある、これから良くないことが起こるぞ、というドキドキ感……。
ですが、そこが実は「呪いの家」ではなく、タイトルにも示されている「祝いの家」だったら――?
「呪い」と「祝い」でちょっとしたシャレっぽい雰囲気、しかし内容は想像を遥かに超える面白さ! 始まりは些細な行動でも、それが廻っていくことで、どんどん大きくなっていく……行動が優しさなら、それが延いては幸せに繋がっていく……こういう話、温かくて好きです……!
タイトル「祝いの家」の意味、是非とも読んで知って頂きたい……2000字ちょっとでスパッと読めて、ほんのり心温まる短編、是非ともご一読おすすめ致します!
「あたたかな何か」を見たようで、ほっこりとさせられました。
「呪いの家」と呼ばれる場所に入り込み、中の様子を見に行くことにした主人公たち。その中では「奇妙な声」が聞こえ、謎の老婆と遭遇するが……。
超常的なもの。そして廃墟のような不気味なところにいるものが悪いものとは限らない。
老婆の正体は不明だけれど、日本の伝承なんかを紐解くと「案外これかな?」と思わされそうな存在がいくつか見つかりそうな気がします。
「理屈を超えた良いもの」という。それと交流していく感じがとてもあたたかくて、とてもいいものを読んだなあ、と思わされました。
幸せ。成功。人生のステップアップ。生きている中で経験する「良いこと」。そういうものを改めて紐解いていけた感じがして、幸せな気持ちになれる作品でした。