消えた同級生の謎
トヒラ
第一話 仲良し二人組!
二〇XX年九月二日、僕は今日も首ヶ峰高校へと登校する。
僕は左往田 ひろ。どこにでもいる一般の高校生だ。そして、
「よー!ひろ!」
今日も甲高い声で僕に挨拶してくれているのは内海 俊だ。俊は頭も良く、運動神経もいい、社交的で誰とでも仲良くしている。いわば、クラスの人気者だ。
「昨日、ひろはなにしてた?」
今日も今日とてこの一言から会話が始まる。
「昨日は特になんもー、まぁ、面白そうなアプリがあったからそれしてた。」
「へー、面白そうなアプリか、何系?冒険系とか、クイズ系とかさ。」
「んー、、、そのゲームは謎解き系でもあり、ホラー系でもある。冒険系とも取れなくない。まぁ、ゲームの本筋的に推理系だと思う。」
「推理系か、それってもしかして、これ?」
そういって俊がスマホを見せてきた。確かにその中に似たようなアプリがあった。でも、全く同じではない。例えばアプリ名が僕のアプリは『同級生殺人事件1』なのに対して俊のアプリは『同級生殺人事件3』と書いてあったこととか、アイコンも色彩が微妙に違う。
「似てるけど、ちょっと違うよ。俺のはこんな感じ」
そう言ってスマホを見せると俊は言った。
「確かに、似てるようだけど全く同じって負けじゃないみたいだね。それに、このゲームの番号はなんなんだろう?」
その質問に答える前に、僕からも気になる質問をした。
「俊、お前ももしかしてこのアプリ勝手にインストールされたもの?」
「よくわかったな。つまりじゃあひろもか!」
「ああ、なんか、突然スマホが鳴り出してメールが来たかと思えば【アプリ内に存在している『同級生殺人事件1』をご確認ください。各自、ご確認をし終えたらルールに一通り目を通しておいてください。】ってメールで、そんなアプリ入れた覚えがないなと確認したら本当にあったんだよ。そしてそのままゲームしてた。」
「ひろもやっぱりそうなのか!僕もほとんど同じだったよ!」
「ほとんど...?」
「さっきの説明とは少し違う箇所があるね、僕の場合はゲームできなかったんだ。ゲームをしなかったじゃなくて、ゲームをしようと思ってても"できなかった"。」
それってどう言う意味だと尋ねる前に俊が言う。
「つまりさ、ゲームを開いた瞬間にルール説明だけで肝心のプレイボタンがなかったんだよ。まぁ、ただ、容量をくうだけし、アンインストールするか、と試してみても消せなかったんだよ!仕様にしても酷すぎない?」
「たしかに、僕はプレイボタンはもちろんあった。でも確かにアンインストールはできなそうみたいだ。今試してるけど無理っぽい。」
さらに俺がもう一つ質問を尋ねようとする前に学校についてしまった。
「ひろ!また昼休みになー!」
「おう!俊!!!」
そして、ここからこの物語は90°、首ヶ峰高校を変える。
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