最终章 それぞれの花期と再会のひまわり
大学の生活は忙しくも充実していた。柚希は静岡で園芸の研究に打ち込み、陽太は京都で獣医としての実践を積み、理奈は東京の病院で小児科医として働いた。だが三人は毎年九月、ひまわりが満開になる時、星見高校の空地に集まる約束を守り続けた。
一年目、三人は空地に咲き誇るひまわりの花畑を見て、各自の大学生活を話し合った。二年目、柚希は園芸の作品で全国賞を受賞し、陽太は自分の動物病院を開き、理奈は小児科医として独立した。三年目、星見高校の園芸部は空地に「ひまわりの庭」を作り、三人は特別講師として帰校し、後輩たちに自分の経験を語った。
その後も毎年、ひまわりは星見高校の空地で咲き続け、三人は黄金色の花畑の中で再会し、各自の生活を分かち合った。恋愛のない青春だったが、志を同じくする仲間との陪伴、夢に向かう勇気、距離を超える約束が、最も貴重な宝物となった。
四月の陽射しの下、三人が植えたひまわりは年々咲き誇り、その黄金色の花盤は、三人の青春の柔らかさと輝きを永遠に映し出している。
窓辺のひまわりと三人の四季 夏目よる (夜) @kiriYuki_01
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