メインヒロインになる予定のヒロインを負けヒロインにしたら俺にベタ惚れなんですが!?〜実は元モブヒロイン達でした!?
@pumota
第1話 作戦開始
俺は事故で死んだ。
会社と家の往復のつまらない人生だった。
そんな人生だったが、こよなく愛していたものが一つあった。
それは負けヒロインだ。
ある作品で一躍有名になったその名称。
意味はそのままでメインヒロインをではなくサブヒロインたち負け組のことである。
俺は負けヒロインが大好きである。だが、負けヒロインたちはアニメ、漫画、ゲームと様々なところで存在する。俺はそれを目の当たりにするたびに悔しかった。
こんな可愛くていい子たちが幸せじゃないなんておかしい。いつも心の中で泣いていた。
そんな俺は
せいぜい一夫多妻制があって少々男性が少ないくらいだ。だが、基本的には前世で同じで一夫一妻制である。
見ている限りでは前の世界と変わらない。
そんな世界に転生した俺は今高校生になっていた。
「はあ、つまらん」
俺は頬杖をつき教室の窓の外を眺める。
友達もいない彼女も前世と同じでいない人生だ。
そりゃつまらないわけだ。
まあ、俺は元自閉症持ちなので無理もない。
そうしてボーとしていると耳にある会話が聞こえる。
「ねね!智哉!これ可愛くない!」
スマホ画面を見せる女の子。
「そうか?」
聞こえてきた声の人たちはクラスでは有名な幼馴染同士の
この2人は周りからはもう付き合ってしまえと思われるくらいの美女と美男である。
負けヒロインじゃなくてよかった。俺がそれを知った時の気持ちであった。
なぜなら負けヒロインの代表は幼馴染と相場が決まっているからである。
この世界は俺に優しいな。
「おーい席につけよ」
先生が入って来て呼びかける。
「急だが、このクラスに新たな仲間が増える。仲良くしろよ」
そう先生が言うとドアが開き1人の少女が入ってくる。
「はじめまして!!羽馬 光です!よろしくお願いします!」
そこにはまさにメインヒロインという風な見た目の女の子がいた。
「智哉?」
「うん?な、なんだ?」
「なんだって、ぼーとしてたよ?知り合い?」
「いや、ぼーとしてただけだ」
「ふーん」
おいおい!!
まさか、嘘だろ?
こいつあの子に見惚れていなかったか!?
やばい!
そうなると佐藤さんは負けヒロインになってしまうんじゃないのか!?
俺は焦った。
俺の目の前で実際に負けヒロインが生まれる瞬間に立ち会うことになりかねないことに。
「羽馬は北見の席の隣だな」
先生に言われて羽馬さんが隣の席に座る。
「よろしくね!北見君!」
都合よく俺の席の隣だ。
「よろしく」
俺は前世でよく妄想していた。もし負けヒロインになりそうな子がいたらどうするか。
答えは簡単!負けヒロインにさせないだ!
その代わりにメインヒロインを負けヒロインにする。
運がいいことに桜木とはまだ仲良くない。これならなんとかできるかもしれない。
俺は好きな負けヒロイン達のためなら鬼にだってなってやる!!
そうして俺の題して負けヒロイン幸せにしよう大作戦を開始した。
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