第16話 我が家の「女神」たち

鬼龍院大臣を陥落させ、守護班の二人と学園長を「お預け」状態のまま暴発させた激動の一日が終わった。

直人は、この世界の男性に与えられる特権――「専用リムジンによる送迎」を利用して帰路についていた。


(……はぁ。さすがに疲れ果てたぜ。大臣に学園長に護衛二人……どいつもこいつも爆乳でエロすぎんだろ。しかも最後は結局、オナニーで締めかよ……)


革張りの高級シートに深く沈み込み、流れる夜景を眺める。

高級車独特の静寂が、昂ぶっていた脳を少しずつ冷やしていく。だが、家が近づくにつれ、直人の胸には言いようのない不安が広がっていた。昨日は西園寺家に強制連行されて泊まったため、この「新しい世界」の自宅に帰るのは、転移してから今日が初めてなのだ。


「ただいま……」


恐る恐る玄関の扉を開けると、そこには信じられないほどの「美」が待っていた。


「おかえりなさい、直人。昨日は西園寺家から連絡があって本当にびっくりしたわ。あんな名家にお泊まりするなんて、貴方、一体何をしたの?」


出迎えたのは、直人の母親だった。

前の世界では、どこにでもいる「少し疲れ気味の主婦」だったはずだ。だが、目の前に立つ女性は、30代後半とは思えないハリのある肌と、上品にまとめられた髪、そしてエプロンの上からでも分かる豊満なボディを持つ絶世の美女になっていた。


「……母さん、とっても綺麗だね。」


「あら、嬉しい。急にどうしたの?」


母親はクスクスと笑いながら直人の荷物を受け取る。

だが、リビングに足を踏み入れた直人は、ある違和感に気づいた。

前の世界では、会えばいつも新聞を読んでいた、少し背中の丸まった、だが家族のために必死に働いてくれていた「親父」の姿がどこにもない。親父の趣味であるキャンプ道具や、壁に飾ってあった自分で釣り上げた魚の魚拓まで、彼が生きていた痕跡すら存在しなかった。


「……ねえ、母さん。父さんは……?」


「父さん? 何言ってるの。貴方は立派な『精子バンク』から生まれた子じゃない。ほかの家庭と一緒で。」


その一言が、直人の胸を鋭く突いた。

前の世界では、出張が多くて毎日会えなかったけれど、帰ってくれば母親とバカみたいにラブラブで、自分をいつも応援してくれた親父。


(……そうか。この世界には、あの『お人好しな親父』は存在しないんだな……)


切なさがこみ上げる。だが、同時に直人は自分を納得させた。


(……いいんだ。きっと元の世界では、今頃あの親父と母さん、二人で仲良くイチャついてるはずだよ。この世界は……俺が、俺らしく生きるための場所だと考えよう)


直人がしんみりとした表情でソファに座り込んでいると、奥の部屋から二人の少女が、獲物を狙う猛獣のような勢いで飛び出してきた。


「あ、直人! やっと帰ってきた!」


「おかえりなさい、お兄ちゃん。寂しかったんだから!」


直人は目を見開いた。

前の世界では一人っ子だったはずなのに、そこには二人、全く見覚えのない「超美人な女の子」がいたからだ。


「……えっと、あの、どちら様でしょうか?」


直人が思わず敬語で問いかけると、二人はショックを受けたように足を止めた。


「ちょっと、直人!? たった二日会わないだけで、お姉ちゃんを忘れちゃったの!?」


そう言って詰め寄ってきたのは、2歳年上の姉、美雪(みゆき)だ。

大学生らしい落ち着いた雰囲気だが、ノースリーブのニットからはち切れんばかりの爆乳を覗かせ、長い美脚を惜しげもなく晒している。


「お兄ちゃん、冗談にしてもひどいよぉ。私がどれだけお兄ちゃんのこと、大好きか知ってるでしょ!?」


もう一人は、1歳年下の妹、陽菜(ひな)。

長い髪を高い位置で結ったツインテールが特徴的で、姉の美雪とは対照的にスレンダーで引き締まった身体をしている。だが、その細いウエストから伸びる脚のラインは芸術品のように美しく、ぴっちりしたショートパンツから覗く生足が眩しい。


「……えーっと、お姉ちゃんに、妹ちゃん?」


「何よ、他人行儀ね。いつも通り、美雪お姉ちゃんて呼びなさいよ。あ、もしかして今日はそういうプレイなの?」


美雪がクスクス笑いながら直人の隣に座り、その柔らかな胸をぴったりと密着させてきた。


「わたしもいつも通り、陽菜(ひな)って呼び捨てがいいです。」


陽菜も反対側から直人の腕を抱きしめ、ツインテールを直人の顔に当てるようにして、スレンダーな身体を「ぎゅっ」と押し付けてくる。


二人から漂う、フローラルな香りと、若々しい処女のメスの甘い匂い。

直人の股間では、悲しみを追い出すように16センチの「御神木」が瞬時に岩のように硬くなった。


(超美人姉妹だ! 初めて会うし、ほぼ他人とはいえ、戸籍上は姉妹……うわぁ背徳感の塊だな!!)


直人の中の「猿」が、狂喜乱舞し始める。


(……俺、マジで単純だな。でも、親父のこと悲しんでるより、目の前のこの『状況』を全力で楽しむ方が、きっと健全だよな!)


直人は覚悟を決めた。

この世界に紛れ込んだ理由は知らないが、ここには前の世界ではあり得なかった「夢」が転がっている。なら自分はそれを楽しむだけだ。


「……あはは。わかったよ。美雪お姉ちゃん、陽菜、心配かけてごめん」


直人は小悪魔的な笑みを浮かべ、密着してくる二人の腰にそっと手を回した。


美雪が直人の首筋に唇を寄せ、陽菜が直人の耳元で

「今日も一緒に寝てあげる」と熱い吐息を吐く。


(……明日こそ童貞を卒業してやるって思ってたけど……。もしかしたら、明日の朝を待たずして、この家で……?)


二人の「超美人姉妹」に挟まれ、直人の夜は更けていく。


自宅というストレスフリーな環境。直人の「国家資源」は、かつてないほどの昂ぶりを見せ、「今夜」への期待を膨らませるのだった。


(今夜は誰にも邪魔させない…。フリじゃないからな(血の涙))


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どうも、この話書かせてもらってる、大気圏です


最近、

いつまでお預けなんだよ(笑)


という意見をちらほら頂くのですが、

そろそろ卒業させてあげた方がいいのでしょうか?

それとも、毎回なんだかんだ、やらない方が好きですか?


意見の多い方に、舵を切りたいと思いますので、良ければコメントで教えて頂けると嬉しいです。

よろしくお願い致します(ノ∀`)

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貞操逆転世界に転移した俺、無垢なフリして優しく接しただけなのに『神』扱いされて溺愛される 〜男女比1:1000の学園で実は絶倫だとバレたら大変なことになりました〜 大気圏 @yositomo222

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