櫛を持たないたてがみたちよ
水埜青磁
糊付けされた向かい風
青年のふたりの曇った深爪が花言葉のごと空想される
薬剤に鈍感でいて。食前・食後にふりだしに直る視線
試着室の音がよだれをたらすから指が幽霊になりたがる
さみしいか訊かれる夢にあらわれるおまえが近くてそれがさみしい
部位の名のままに鳴る鋭角の肩 愛のうそつき愛のうそつき
(しらうおの玉座をよんで)(銀色なら、正解)......オードトワレがすこし、欲しい
目撃をしてみてほしいちゅうりっぷ色の崖を試したいから
蟲の甲 凝視をこわがる可愛げで硝子のリップを得たのだ奴は
撫でる手に四足歩行がわかりだす(なみ縫いは丁寧に授けよ)
手袋はあまく変容していった名のない我らに近づくにつれ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます