第15話 ギルド長レオダン登場


ゴールドリッジの冒険者ギルドは、朝から賑やかだ。

エリオは胸を張り、短剣を握りしめ、入館する。

「よし…俺、まだ弱いけど、今日も全力で報告だ!」

勘違い全開で、泥だらけの体も気にせず進む。


ギルドの中央広間には、冒険者たちが忙しそうに

依頼書を確認している。奥の高い椅子に座るのは、

ギルド長レオダン――威厳ある巨漢の男性だ。

長い白髪を後ろに束ね、深い青のマントを羽織る。


「おお…今日は新人が報告に来るのか?」

低く響く声が広間に鳴り渡る。

エリオは思わず背筋を伸ばし、短剣を胸の前に

構える。「あ…あれが…ギルド長か…!俺、弱いけど…」

勘違いの心臓が高鳴る。


レオダンは眼鏡越しにエリオを見つめる。

「君がエリオか。今日の冒険はどうだった?」

エリオは全力で胸を張り、泥だらけの短剣を見せる。

「はい!弱いけど、迷子ダンジョン攻略に成功しました!

偶然もありますが、俺の必殺戦略で勝ちました!」

勘違い自信は止まらない。


レオダンは眉をひそめつつも、静かに頷く。

「偶然の力も、時には冒険の助けになるな…」

エリオは胸を張り、「やっぱり俺、強いんだ…!」

泥だらけの姿で誇らしげに短剣を振り、周囲を驚かせる。


「ところで、次の任務は地下水路ダンジョンだ」

低く響く声に、エリオの目が輝く。

「うわっ…地下水路…俺、弱いけど絶対クリアする!」

全力で叫ぶが、ギルド内の冒険者たちは微笑む。

勘違いの自信はギルド長の前でも止まらない。


レオダンはゆっくり立ち上がり、巨体で歩く。

「君には少し指導が必要だな」

エリオは短剣を構え、泥だらけで胸を張る。

「はい!弱いけど、全力で成長します!」

勘違いと熱意が入り混じり、ギルド内に元気を

振りまく。


「まずは基本を押さえろ。戦術よりも、冷静さが

勝利を呼ぶ」

エリオは頷きつつも、心の中で叫ぶ。

「冷静…でも俺、まだ弱いけど…必殺戦略なら勝てる!」

勘違いは完全にギルド長を前にしても止まらない。


レオダンはため息をつき、椅子に座り直す。

「次の報告では、偶然だけに頼るな」

「はい!弱いけど、全力で…いや、必殺戦略で!」

全力の勘違いで返答するエリオに、周囲は苦笑。


「よし、次の依頼に向かえ」

低く響く声で締めくくられ、エリオは全力で頷く。

「はい!弱いけど、全力で町とギルドのために!」

胸を張り、短剣を握り直す。勘違いと自信、

ドタバタ全開の少年の冒険は、さらに加速する。


ギルド長レオダンの存在は威圧的だが、

偶然と勘違いで強くなりつつあるエリオにとって、

新たな試練と成長の象徴となったのだった。

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