第12話 地下水路ダンジョン初挑戦
ゴールドリッジの町外れ、古びた地下水路の入口に
エリオは立ち尽くした。薄暗く湿った空気が漂い、
壁から水滴がポタポタと落ちる。胸を張り短剣を握る。
「よし…地下水路か…俺、まだ弱いけど…絶対に勝つ!」
勘違い全開、冒険心が爆発している。
入口の鉄格子を押し開け、ぬかるんだ床を慎重に
踏みしめながら進む。だが、本人の慎重さは完全に
勘違いで、滑って泥に足を取られ何度も転倒する。
「うわっ…危ない…でも、これも修行の一環だ!」
奥へ進むと、水路は分岐しており、薄暗い中に
水の流れる音だけが響く。
「慎重に…でも俺の戦術は完璧…!」
エリオは壁の苔を剣で突き、魔物の痕跡を探すふりをする。
もちろん、苔を突いただけで何も起こらない。
突然、水しぶきが上がり、何かが泳ぎ出す。
「うわっ!水中魔物だ…!弱いけど戦う…!」
目の前に現れたのは巨大なナマズのような魔物。
エリオは全力で剣を振り、水しぶきを浴びながら
ドタバタ戦闘を繰り広げる。
ナマズは大きな尾で水を跳ね上げる。
エリオは「これは攻撃…必死に防御だ!」と勘違いし、
床に滑り込みながら必死で避ける。
だが偶然にも尾は外れ、本人は必殺回避だと思い込む。
さらに進むと、水路の天井に低い梁がある。
「ここは罠か…慎重に…!」
勘違い全開でジャンプしたが、頭をぶつけ、
「うわあっ!攻撃が…!?いや、戦略的回避だ!」
泥だらけの頭を押さえながら胸を張る。
ナマズは水中で暴れ、エリオは全力で短剣を振る。
偶然、尾の一撃が壁に当たり、水が激しく跳ねる。
「よし…俺の攻撃で魔物の動きが止まった!」
勘違い自信で胸を張る少年は、全力で戦闘モード。
水路の分岐で、突然足元の泥が崩れる。
「うわっ…落ちる…!」
全力で踏ん張りながらも、偶然ナマズの背中に
乗ってしまう。本人は「これが戦略の一環だ!」
勘違いの極みだ。
ナマズは驚き跳ねるが、偶然にも奥の浅瀬に
体が滑り込み、暴れをやめる。
「やった…俺の必殺戦略が効いた…!」
全て偶然の成功だが、本人は完全に自分の手柄だと信じる。
地下水路の最深部に、小さな宝箱が置かれていた。
エリオは息を切らしながら近づき、胸を張る。
「これが…報酬だ…俺の力で手に入れた!」
宝箱には薬草と少額のゴールド。
勘違い自信で、勝利の余韻に浸る少年。
出口へ戻る道すがら、偶然水路の壁に手をつき
滑らずに進むこともあれば、また偶然つまずき、
ナマズに驚かされる。全てがドタバタ、勘違い劇。
だが本人は胸を張り、「俺、まだ弱いけど強くなった…!」
ゴールドリッジに戻る頃、夕日が水路の出口を
黄金色に染める。エリオは短剣を握り直し、泥まみれ、
水しぶきまみれの姿で誇らしげに胸を張った。
「よし…これで俺、もっと強くなる!次はどんな冒険だ!」
勘違いと偶然、ドタバタだらけの地下水路挑戦は、
少年エリオにとってまた一つの成長の証となったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます