これは、かなり重く胸に響く人間ドラマです。
月額課金制の風俗で「商品」として扱われていく主人公の視点が描かれ、次の話を見るたびに胸が詰まります。
ショッキングな題材でありながら、描写が日常の延長としてリアルで、考えさせられます。食事の味がしない、身体が勝手に慣れてしまう――そういう“壊れ方”がとても生々しいです。
それでも読み進めるうちに、主人公が壊れていく理由や、単純な勧善懲悪では割り切れない世界が見えてきます。性格や環境、仕事、タイミング、人間関係など、いろんな要素が絡み合って主人公が形作られていく様が描かれ、胸が締め付けられました。
そして「何を望むかは、その時のその人にしか分からない」――そんな選択が描かれています。
その選択が、心情表現と身の回りの出来事の積み重ねで形になっていくのが面白く、目が離せません。
注意点として、作品内にはR15に準拠した範囲で暴力や性に関わる描写が含まれます。
……と言いつつ、私は最後までドキドキしながら読んでいます。