第2話 ああ!!ロリ!ロリ!

金髪ポニーテールの知らない女の子が隣の席に座っていた。

「Hello?」

どうやらロリの神は俺に微笑んでくれたらしい、どう見てもその女の子は同学年には見えなかった。

「あー、ないすとぅみーとゆー」

「oh, me too裕也」

「なんで俺の名前知ってるんだよ」

「運命の人だから」

お前日本語喋れたのかよ。

「なんで運命の人なんだよ」

昔金髪ロリを助けた記憶なんて、ない。

「アナタ、ロリコンで有名だからネ」

「つまり?」

「アナタはメアリーを襲いたいでしょ?

今すぐ付き合って、サンセットにはベッドインだヨ!」

なんでざわざわしてるのかわかった、こいつが変態だからだ。

「ジャパンはヘンタイの国、だから私もありのままでいられる! それじゃさっそく……」

メアリーが俺のズボンを下ろそうとする、冗談じゃない。

「メ、メアリー君、君はなにか勘違いをしているようだがね」

「what?」

こっそり教えてあげると、メアリーは途端に赤くなってもじもじと居心地が悪そうにした。

「私、皆に嫌われちゃったヨ」

「いったい何したんだよ」

「絶対、言えない……」


1時間目は国語の授業だった、メアリーは暇そうにペン回しをして、そのペンを……それ以上は言えないな。(カチカチしてるだけです)

「おいやめろって」

「バレてないよ、それとも、ユーヤがやってくれる?」

女子の冷ややかな視線が痛い。

「音聞こえてるって」

「私の音で皆集中できなくなるネ……!」


なんやかんやで昼飯。

「ねえ、ねえ、ユーヤ……!

どっか二人きりで食べようヨ」

「いいけど、ここで食べればいいだろ」

「視線が痛いヨ……」

今になって気づいたらしい。

外に出て適当な階段に座る、メアリーも一安心したようだ。

「いただきます」

手を合わせる俺を彼女は不思議そうな目で見た。

「お弁当に話しかけてる……やっぱりヘンタイだヨ」

俺のは焼きそば、メアリーのはサンドイッチのようだった、アメリカンに具沢山でおいしそうだ。

「俺のとちょっと交換しない?」

「いいヨ、でも分けるものがないネ」

「ほら、あーん」

するとメアリーが少し避ける。

「恥ずかしいヨ……」

「なんでさ、さっき散々」

「言わないで、その、初めてだから」

「交換くらいで恥ずかしがるかよ、ほら、あーん」

「うぅ…」

ぱくっ。

「ユーヤの味、覚えちゃったネ……」

「残念だがその焼きそばは母さんのだよ」

「yeh,この変なスパゲティ、イガイとおいしいヨ」

「焼きそばっていうんだぜ。

それじゃ、メアリーのも頂こうかな」

ガブリ。

「美味いな、流石に本場は違う」

「私の食べたところを、ユーヤが」

メアリーが赤くなっていた。

「今朝ベッドインがどうとか言ってたのは何だったんだよ」

「I don't know……!」


そのあとの午後の授業、メアリーはうつむいたまま、何かを考えているようだった。

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ロリコン!? この俺が! ありえないね!! @yozuki_denpa

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