この異世界がタイムリープしていることを知らない僕は天使様にチートを一つあげると言われたので天使様をもらいました
桃里 陽向
序章
第一話 詰んだわ。これ。
白い空間だ。
僕は何も知らないのにも関わらずすぐに自分がもうすでに現世にはいないということが理解できた。
「こんにちは」
金色の髪をなびかせて白い翼を生やしたいかにも天使ですよって見た目の天使が僕に話しかけてきた。
「あなたはこれからチートを一つ手に入れて異世界に転生します。」
「例えばk、、、」
「天使様で。」
「、、、?」
天使様はやっと理解したのか反応する。
「えっ ウソでしょ 冗談は、、、」
「天使様で。」
「--しょうがないわね、ええと規則はっと、、、
ないわね別に、天使が冒険者になってはならないなんて規則。」
「まあいいわ。」
「さっさと一緒に転生するわよ。」
いいのか、、、と僕は内心思った。まあ僕の熱意が伝わったのであろう。
そんなことを考えていると草原らしきところに転生した。そこでまず僕はなんか空中から出てきた画面をいじっていたらある事実に気づいた。
「なんかスキルポイント高くね?」
「お金もそこそこあるっぽいし。」
「それは、、、」
天使様が何かを言いかけた瞬間。
「スライムだ!」
本当によくある転生系だな。
「フラッシュ!」
「スラッシュ!」
そんな最初によくある技を打っている。なのにスライムが倒れない。しかも毒吐いてきてるし。序盤から状態異常ってありかよ。そんなこんなで体力を3分の1減らして僕たちは20秒かけてスライムに勝利した。
「いま回復するわね。」
「感謝しなさいよ!」
おおっ。序盤から全体回復とはさすが天使様。
、、、うん。
「なんか回復量少なくないですか。」
「なんかおかしいですよこの異世界。スライムめっちゃ強いし。」
なんかこう、チート異世界転生系ってもっとサクサク進むものではないだろうか。しかも天使様いるし。
「--実は異世界ってD、C、B、A、Sの5つのランクに分けられていて、この世界は《S》ランクなの。」
「あれ、こんなこと教えていいのかしら?いいわよね最後なのだし、、、」
“最後”という言葉の意味はよくわからなかったがこの世界の仕組みについてなんとなくわかった。つまりこの世界はあのスライムの強さからして。1番難易度の高い世界なのだろう。
「でも天使様いてこんな苦戦するはずなくないですか?」
「だって私もレベル1だし。」
しばらく黙り込んだ後、天使様が申し訳なさそうに口を開く。
「えっと、天使にも同じようにランク付けされてて私は“C”ランクの天使なの、、、」
うーむ、、、詰んだわこれ。
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