桃太郎これくしょん

知因子雨読(ちいんし・うどく)

桃太郎これくしょん

(1)昔あるところに爺さんと婆さんがいた。息子夫婦の仕事中に孫の世話を頼まれたものの年金もなく内職をせにゃならん。お話を聞かせれば大人しいが作中に親を出すと寂しくて泣きだす。苦肉の策として爺さんは竹から生まれたかぐや姫、婆さんは桃から生まれた桃太郎の話を作ったそうな。


(2)昔々あるところに、お爺さんとお婆さんと桃太郎がいました。桃太郎は家来を連れて鬼が島に財宝を届けに行きました。抵抗する鬼を説得し全て手渡して帰宅。家来は団子を吐いて逃げ、桃太郎は桃に閉じこもりました。お爺さんが山に芝刈りに行った隙に、お婆さんは川に桃を捨てました。


(3)昔々あるところにがいました。「昔々あるところに」は山へ芝刈りに婆さんは川へ洗濯にと出会いました。「山へ芝刈りに婆さんは川へ洗濯に」と「昔々あるところに」が川で洗濯をしていると大きな桃太郎と猿と犬とキジと鬼と宝と爺さんが流れてきましたが婆さんは宝だけ拾ったそうな。


(4)未来未来あるところに、おじいさんとおばあさんが置き換えられました。だからこの冒頭部分も「未来未来おじいさんとおばあさんに」となりまして。川で拾った桃から産まれた男の子を桃太郎と名付け、桃もろともに包丁でおばあさんして作り上げたのが、日本一のきび団子でおじいさん。(了)

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