第3話

風が突然、のどかを中心に吹いたかと思えば、 まるで人を後ろから押すように進んでいった。「うわあぁぉ〜〜、何これ!?」と叫びながら,時折つんのめりそうになりながら、あっという間に下駄箱の方に向かっていった。


「.....さっきのはなんだったんだろう?風がぐんぐん押してくれたおかげで遅刻しないですんだけど__」

遅刻を逃れたのどかは自分の席で教科書や持ってきた荷物をしまっていた.....。

すると.....「のどか、間に合ったんだね,よかった。」さっき通学路で会ったななが声をかけてくれた、のどかは思い切って、さっき自分を中心に吹いた風について聞いてみる。

「あのね、なな、聞きたいことがあるんだけど.....」

ななは「どうしたの?」と小首を傾げながら不思議そうな表情で聞いてきた、のどかは「さっき、身体が押されそうなほど強い風が吹いてたよね?」と聞くと......


「___風なんて吹いてないよ__」


きょとんとした顔をしながら、静かにななは返した。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る