【完結】星降る夜に眠る灯台
片霧 晴
第1話 青い星の昔話
ずっとずっと昔の話さ。
ばーちゃんたちが産まれる前の、うんと昔の話だよ。あの灯台にはね、青い星がたくさん降ってたっていうんだよ。
ばーちゃんも、友達も。皆寝しなにその話を聞かされたもんさ。そうさねえ、誰も見たことがないからおとぎ話みたいなもんかもしれんね。
見たいかい?
ふふ……。実はばーちゃん、一回だけ見たことがあるんだよ。
まだ五つくらいだったかねえ……。仲の良かった友達と、その子の祖父様が見せてくれたんだ。「お
もしかしたら、ただの夢かもと思ったりしたもんさ。誰も見たことがないってんだから、ずっと目を
あの光景は、そう。世界中の宝石を集めたって勝りはしないさ。今でもその日の空気を思い出せそうなくらい、よっく覚えてるよ。
お友達は「お日乃ちゃんがおばあちゃんになっても覚えていたら、また見せてあげる」なんて言ってねえ。あの子はもう忘れてしまったかもしれないけど、見られるならもう一度見てみたいねえ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます