立ち塞がる栞菜、そこをどけ章介の怒り

簿記札大会終了後、五日後 変わったかえでを探すために一人北千住タワーへ向かおうとしていたが


「仕方ないな、北千住タワーにいなかったら、行きたくないが協会本部だな」

「章介」

「かんな、お前か」

「かえでの所に行くの!」

「ああ、そうだ。文句あんかコラァ」

「みんな勝手よ、簿記札8や周藤会長たちもわたしも馬鹿みたいじゃない!」

「あのな、栞菜 今はお前に構ってる時間ないんだ。どけ、かえでを殴ってでも取り返す」

「させない、今の章介はきらい。だから私が勝って私だけのモノにする!」

「やってみろ!俺は誰にも媚びないがな」

「取引開始!」


久しぶりの栞菜との勝負、勝って突破してやる。


章介を心配した英恵や尾生沢、一彩も駆けつけたが


「章介くん」

「大丈夫なの?」

「木田、おまえ」

「心配すんな、かえでのところに行く途中だ」

「渋川さんが発破かけたみたいね」

「大会で無様に晒したんだ。ここでカッコ良くないと俺はダメになる」

「おかしいだろ、木田と小川が戦う意味ない!小川、てめえ何考えてんだ」


「別によ」

「てめえ、こっちこいぶっ飛ばしてやる」

「やめなさい、岩下さん」

「章介くんに委ねよう ここは」

「わかったよ、負けんじゃねえぞ 木田」

「サンキューな岩下」

「わりいな、栞菜 始めようぜ」

「いいわ、みんな私と同じ所まで落ちてもらう」


第一課


5000 5000


「ドロー、私は2倍獲得を提示 1000の2倍を加算」


7000 5000


「新しいデッキか、簿記札8とは違うみたいだが、ふ、楽しいな」

「笑うところじゃないわよ」

「何か言ったか、まあいいや ドロー」


「木田のやつ、煽り耐性身につけやがった」

「章介くん」


「返済義務指示を提示だ 1000残して全額俺に渡せ!」

「命令しないで!」

「ち、鼻につく女だな。まあいいや」

(不愉快なのはなんだ。対樹兄ちゃん、あんたが幻滅したくなるのもわかるぜ。かえで、少しだけだったけど一緒にいられて良かったよ。あの温もりが俺の心を揺らがせた)


章介は新年の時を思い出す 晴れ着を着たかえでと簿記札をやる日を思い出した。


「人は変わらないといけないだから、冷たくもなる 俺は俺のために生きるよ 栞菜、お前を越えて新しい自分になる!」


第二課


1000 11000


「買取成功を提示 20000に上昇可能」


20000 11000


「栞菜を、小川を敵に回したくないな」

「木田くん、またあなたに勝つ」

「やれるものならな 今だ資金確保 カードを4枚加える 一括合成だ プロペラマンにスネークガジェットを合体」

「一括合成禁止を提示 カードを捨てなさい」

「わるい、プロペラマン、スネークガジェット 仇は取るぜ!」


「いつもの木田だ。暮さん、尾生沢さん」

「吹っ切れたみたいね。しかも新しい仲間が出来た」

「プロペラマンを加えていた。あいつ、知り合いのカードを加えていたとはな。照れるぜ」


「まだだ、これで一括合成を諦めるか!むしろ、やる気出てきた」

「黙りなさい、今の貴方に」

「何か言ってるけど、みんな聴こえてる?あ、ごめん集中してわかんなかった」

「煽るのをやめなさい!」

「暮村くん、君も黙りなさい。全く」

「しかしよお、眠くなるゲームプランだな」

「いや、これは呼び水」

「暮さんは上手いね。呼び水かあ」


第三課


20000 11000


「私はカードを使うわ」


「カウンターカード提示だ。はたき落とし、捨ててもらうぜ!小川」

「ちっ、命拾いしたわね。木田くん」


「まだまだ、復活の主人公だ これにより眠りについたプロペラマン、スネークガジェットを戻し、さらに一括合成耐久試験を提示 一括合成の邪魔不可になり、所属を英雄実務課扱いにする」


「まさか、まさか」

「そうだ、ビターオペラに頼らないで仲間にした新しい仲間だ 一括合成 プロペラマンとスネークガジェットを合わせて始動せよ シードラガジェットタイタン 資本金は81000だ」


91000 20000


「章介、いいのか ともだちなんだろ?」

「大丈夫だ、小川 悪いがバトルはまた次だ」

「カウンターカード提示」

「遅い、シードラガジェットタイタンの追加効果だ 合成提示成功時に90000を越えていたら相手のカウンターカード提示を無効にする」

「何ですって」

「すすめ!シードラガジェットタイタン タイタンシャインスラッシュ」

「う、うわあーーー」


91000 20000


「ありがとな、シードラガジェットタイタン ビターオペラ、お前の気持ちもかえでにぶつけてやるぜ!」


つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る