月終王竜

御手洗月

白雪序章

白雪序章

白雪序章はくせつじょしょう

 月が奇麗ですね

今日は本当に綺麗な月が居た。彼女の人生で此れ以上な月を見る事は無いだろう。


 西暦一九九九年十二月二十五日。

『スノウ・ホワイト』は日本人の父と亜米利加アメリカ人な母が両親で亜米利加に誕生した。だが日本で両親と事故に遭い、両親が死亡して生存はスノウのみ。


以降は孤児院で保護され、中学卒業後は京都市原込はらごめ区と呼称する、京都で珍しく近代の建物が多い地域に独居して高校へ進学した。


 西暦二〇一六年。

高校二年生に進級したスノウが居住する向原むこうがはらは主に住宅地とし利用され、教育機関が多数な場所から十二月の冬季休暇で外出する。


向原から来た原新はらしん事務所オフィス街と商業地域だが、目的は別で店に用が無い。


『運命の相手』探し。


スノウの目的で運命の相手が存在する何故か不明な確信から、長年に渡り探し続け今に至る。


スノウ自身『精神が異常な性質を自覚や当然と認識』して居る。極度の病愛ヤンデレだが精神は普通で、善性から加害せず無害だ。


今迄に手掛かりを得る事は無く、店を見て歩き回り探すスノウだが今日も出会う事の無い儘で気付けば時間は過ぎ行く。空はまぶたを閉じ、が暗く成り他のは見え無い、だがは在る帰り道を進みスノウと反対の方向へ歩く男が居た。


服装が素手・・長外套ロングコートの西洋な軍服だが国は何処か不明で、ボタンと袖を通さず着て居る。『外観』は真白の白毛赤眼と『縦長の瞳孔』に下三白眼したさんぱくがんな美形だ。


普通なら何事も無く通り過ぎるだろう、だがスノウは異常側の人間で非日常に入る事は道理だった。


男が突然と足を止め手に持つ・・・・剣で斬り掛かり、気付いたスノウの回避は既に遅く間に合わ無い。


剣が到達する迄の時間に男は剣に衝撃を受け退き、太刀で剣を弾く『黒衣の者』がスノウの前へ守る様に現る。


『外観』は十七歳、白肌と真黒の黒毛黒眼に猫目で下三白眼。和洋折衷の美形に中性的な女顔で髪型は跳毛で少年的ボーイッシュだ。


服装は黒革短背広ショートジャケットボタンを通さず着て、黒革腰巻にスクエアバックル尾錠ベルトと、腰巻左右に有る帯輪ベルトループへ大型な長方形の鉄鎖を鎖鉤チェーンフックで二つ装着して居る。


左に鞘を鎖で巻き吊り、左手に持つアンチマテリアルライフル狙撃銃バレットBarrettエックスエムXMファイブハンドレッド500特注カスタムと、右手は黒刀こくとうで薄明るい刃を持ち鍔が真黒の逆十字な太刀を両腰から引き抜いた事が分かる。


死神の様な黒衣の者をスノウは運命の相手だと理解した。

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