不妊治療に苦しむ女性の感情を描いた、暗く重い物語です。
主人公の雫は妊娠を望み治療を続けていますが、夫婦仲は冷え、周囲との関係も断ち、孤立の中で孤独を抱えています。
そんな雫のもとに、関係が途絶えていた友人の一人から電話がかかってきます。久しぶりに会おうと心を躍らせるところから物語ははじまります。
物語は終始、雫の治療への葛藤や妊婦への羨望、夫への不信感などが冷たく流れていきます。
友人とのトラブルから仲違いと後悔が生まれ、ネノコ様という誘惑を通じて、雫が立ち直れるかが焦点になります。
最後は意表をつく結果でした。
キャッチコピーが気になってたので、そっちを恨むのかと分かり、悲しくなりました。
暗く重く、精神的にくる物語を読みたい方におすすめです。