第13話 Aランク遠征・極限の戦闘とスキル進化


都市防衛任務を終え、ダリルは再び森の奥深くへ向かっていた。

今回の依頼は、Aランク冒険者限定の高難度遠征。

目標は、秘境に潜む伝説級モンスターの討伐だ。

「……これが本当の試練か」


荷物を背負い、ルカとリィナ、そして新たに合流した弓使いのリィアも同行する。

「全員で挑めば、必ず成功できる」

少年は深く息を吸い、森の奥へ足を踏み入れた。


霧が濃く立ち込め、視界が制限される。

森の中では、中型モンスターが不意に飛び出してくる。

三人は連携を取り、攻撃を仕掛ける。

ルカは剣で敵を抑え、リィナとリィアは遠距離攻撃で弱点を狙う。


ダリルは投擲と魔力結晶で決定打を与える。

必中、威力倍加、クリティカル発生――規格外の力が炸裂する。

中型モンスターは連鎖的に倒れ、森の奥への道を切り開く。

「……やはり、俺の力は間違いじゃない」


森の奥深く、ついに目標の魔獣が姿を現す。

体長10メートルを超える巨体、黒い鱗と燃える赤い瞳。

「……伝説級か」

少年は荷物を背負い直し、投擲スキルを最大限に発動する。


鉄球、魔力結晶、小石を複合投擲。

必中、威力倍加、クリティカル、範囲攻撃、属性攻撃――

全てを同時に発動させ、モンスターの弱点を正確に狙う。

魔獣は唸り声をあげ、地面を叩き、衝撃波を放つ。


「……くっ、まだ余裕はあるな」

少年は瞬時に回避し、アイテムボックスで時間停止を発動。

数秒間、魔獣の動きを止め、攻撃の配置を整える。

全ての投擲物を融合させた連鎖攻撃を完成させた。


時間が再び流れると、鉄球と魔力結晶が炸裂し、魔獣を貫いた。

衝撃と光が重なり、魔獣は倒れかける。

だが、伝説級の力は強大で、反撃が始まった。

地面を叩き、衝撃波と火球を同時に放つ。


少年は咄嗟に投擲スキルをさらに覚醒させる。

小石や鉄球、魔力結晶が魔力を帯び、

連鎖攻撃や属性攻撃、自動誘導効果まで発動。

攻撃が連続で炸裂し、魔獣の体を正確に分断していく。


ルカは剣で魔獣の攻撃を受け止め、

リィナとリィアは弓で弱点を集中攻撃する。

三人の連携は完璧で、都市防衛任務以上に精密だ。

魔獣はついに倒れ、森に静寂が戻った。


「……やったか」

少年は深呼吸し、胸の奥に達成感を感じる。

スキルはさらに進化し、投擲は範囲攻撃、属性攻撃、誘導攻撃まで可能となった。

アイテムボックスも無限収納と時間停止に加え、

攻撃補助や戦術展開まで応用できるようになっている。


森の出口で、ルカ、リィナ、リィアと互いに目を合わせる。

「お前……化け物だな」

ルカは真剣な眼差しで少年を称賛する。

「みんなのおかげだ。これで俺たちのチームも強くなった」

ダリルは笑みを浮かべ、仲間の力を実感した。


ギルドに戻ると、報酬と評価が手渡される。

「Aランク高難度遠征、完全成功です」

「特殊スキルの活用、戦術の精密さ、仲間との連携も申し分ない」

少年は小さくうなずき、次なる目標を胸に描く。


夜、宿屋で日記を書きながら振り返る。

「伝説級魔獣、討伐完了……スキルがさらに覚醒した」

「ルカ、リィナ、リィアとの連携で、新しい戦術も学べた」

未知の力、特殊スキル、仲間との協力。

ダリルの冒険は、Aランクとして新たな章を迎えた。


翌朝、ギルドの掲示板には、さらに高難度の依頼が掲示される。

ダリルは荷物を背負い、胸を高鳴らせながら掲示板を見つめる。

「……行くしかない」

少年の冒険は、Aランクとしての真の戦いを迎え、

未知の力と特殊スキル、仲間との連携が、

彼をさらに成長させるのだ。

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