第26話 廃村エルダ


辿り着いたのは、

地図にすら

載らない廃村。


エルダ。


石造りの家は、

崩れかけ、

人の気配はない。


だが、

魔力の残滓が

漂っていた。


古い。


ロックは、

直感する。


ここは、

古代魔法士が

暮らしていた場所だ。


床下から、

石箱を見つける。


中には、

欠けた書板。


《クロノ・サンクタム》。


時間属性の

失伝魔法。


一つの部屋を、

停止した時に

閉じ込める。


「……封じるための

 魔法か」


破壊ではない。


守るための

古代魔法。


ロックの胸に、

小さな光が

灯った。

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