第24話 世界の敵


町に戻ると、

異変は

すでに広がっていた。


教会の使者。

王国の兵。


「古代魔法士を

 見つけ次第、

 拘束せよ」


掲示板に、

そう書かれている。


ロックは、

フードを深く被る。


名前は、

まだ出ていない。


だが、

時間の問題だ。


古代魔法士は、

もはや

冒険者ではない。


世界にとっての、

脅威。


「……それでも」


ロックは、

歩き出す。


逃げるためではない。


この力の意味を、

知るために。


禁書級魔法は、

破壊だけの

力ではない。


そう、

信じたかった。


少年は、

世界に

追われる存在となった。


だが、

その瞳は

まだ折れていなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る