第8話 古代の気配
深部は、
静かすぎた。
音が、
吸い込まれていく。
松明の火が、
揺れる。
壁には、
見慣れない紋様。
装飾ではない。
魔法陣だ。
ロックは、
自然と足を止めた。
触れていないのに、
意味が分かる。
古代語。
「……呼んでる」
そんな感覚。
その瞬間、
床が揺れた。
重い足音。
姿を現したのは、
重装の魔獣。
鉄の鎧を
皮膚のように
まとっている。
逃げ場は、
ない。
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