第5話 初めての報酬
ギルドに戻ると、
受付の女性が
顔を上げた。
「依頼、
完了ですか?」
「……はい」
魔石を確認し、
うなずく。
「報酬です」
小さな袋。
中には、
銅貨が数枚。
多くはない。
だが、
ロックの手は
震えた。
初めて、
自分一人で
得た金。
誰にも、
守られていない。
誰にも、
見下されていない。
それが、
嬉しかった。
翌日も、
依頼を受けた。
同じダンジョン。
少しずつ、
慣れていく。
《スパーク・サイン》。
ぎこちないが、
確かに魔法だった。
冒険者たちの間で、
小さな噂が
立ち始める。
「ソロの子供が、
魔法を使った」
ロックは、
聞こえないふりをした。
まだ、
誇れるほどでは
ない。
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