次の町へ向かって

 俺たちは夜が近づいてきていたので近くの町を探す事にした。兵士の方にこの近くの町を教えてもらい一時間ほどの距離にあるという町を目指した。


「真衣、疲れてない? 大丈夫?」


 俺は少し歩いたのと今日は城で色々あり魔物の襲撃など一日で色々あったので真衣の体が心配だった。


「全然大丈夫だよ。心配してくれてありがとね。でもこの世界に来てから結構お出かけしたり農業の手伝いとか色々してきたから体力付いたんだよ」


 真衣はこの世界で色々な経験をしてきたんだなと思うと大変な思いもしたんだろうなって思って過保護になってしまう。


「でも疲れたりしたらちゃんと言ってね。真衣の体が一番大事だから」


 俺はそう言い真衣の手を握り昔散歩を一緒にしていた時のように色んな話をしながら町を目指した。


「そういえばこの世界に来てから色んな人に助けてもらったんだけどこの世界にも日本から来た人も結構いてそういうのもあって町が発展してて日本に近い生活が出来てるんだよ」


 俺は納得した。こっちの世界はもっと生活環境が日本より遅れてると思ってたけどそれなら納得だった。家具などもあったしご飯を食べた時も日本と変わらないような食事が出来たからずっと分からなかったがそれでしっくりきて納得した。


「だからこの世界は日本に近い感じだったんだね。食事も生活も困らないでいられるのはホントありがたいよね」


 俺がそう言うと真衣もうんうんと頷いていた。


「この世界に来てすぐは生活環境とか人間関係がすごく不安だったんだけど、生活環境は前とほとんど変わらないし人付き合いもみんな優しくてみんな良くしてくれて、本当にみんなに助けられながら楽しく過ごしてきたよ」


 真衣は嬉しそうに今までのこと色々話してくれた。


「真衣の人柄もあると思うよ。でも俺もこの世界に来てまもないけどみんな優しくて生活に困らなそうだもんね。俺はもう一生会えないと思ってた真衣と、また再会できてホントこの世界に来て良かったよ」


 俺にとって真衣は何よりも大切な存在でその真衣と再会して昔みたいに楽しく話ができるのは本当に夢のようだった。そんな話をしているうちに俺たちはあっという間に近くの町にたどり着いた。


「ここがルルスの町っていうところだね。話をして歩いてるとあっという間だね」


 俺と真衣は町に着き宿屋を探す事にした。町の中で住民に話しかけて聞いてみた。


「すみません。この町に来たばかりなんですがこの町に宿屋はありますか?」


 俺が聞くと町の住人が答えた。


「ここの宿屋はこの町の一番奥の町外れの場所にありますよ。旅のお方なんですね。宿屋まで案内しますよ。この町でゆっくり休んでいってくださいね」


 町の住民は優しく町にある宿屋の前まで俺たちを案内してくれた。

 

 「親切に案内してくださってありがとうございます」


 俺と真衣は宿屋の前に着いて町の方にお礼を言いお辞儀をした。そして俺たちはこの町の宿屋の中に入った。

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