俺みたいなニートでも転生して最強になれたりしませんか?

@Moon_689

第1話「異世界へと転生しました」

「…ここは」

目が覚めると辺り一面、白い空間に俺は座っていた。

「目が覚めたかな?」

俺の前にはまさに言い伝えにも出てきそうなボロボロの白い布を着た老人がただ一人そこに立っていた。

「お前は一体誰なんだ!そしてここはどこか言え!」

「落ち着くんじゃよ少年、ここは生と死の狭間。皮肉な事にお主は死んだんじゃよ。」

「は?」

状況が飲み込めなかった。俺はなんで死んだんだ?いつ、どこで、記憶がなかった。

「混乱しとるようじゃから思い出させてやろう…ほれ」

ペシッ

優しいデコピンのような事を謎の老人にされた瞬間、俺は全てを思い出した。


「いや〜、ミルキー・スウィートはいつやってもおもろいなぁ。さすが俺が見込んだ恋愛ゲームなだけある。」

ピコン

「ん?公式からツイート?なになに…ファ?!ミルキー・スウィート2が1週間後に発売?!これは買うしかない!お値段は3300円!やはり安い!これは貰っt…」

[残り残高︰1372円]

「おいおい、お金足りねぇじゃねぇか!これじゃ買えねぇよ!…コンビニに行かないといけないのかぁ…はぁ外出たくねぇ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ふぅー、やっとすぐそこまで見えてきた。この信号を渡れば…!待ってろよ俺のプリペイドカード!」

酔っ払った運転手「酒はやっぱりぃ!アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓wwwアヒャヒャヒャ!www」

「ん?おい赤信号だぞ?…流石に突っ込んで来ないよな?」

「加速するぜぇ!ヒャッハァー!」

「おい嘘だr…」

バン!

「ん?なんだ今の音…まぁ気のせいかw6杯目いただきまぁぅす!」




「…」

「思い出したか?」

「なぁ、俺こんなしょうもない死に方で人生終わったのか?」

「結果的にはそうなるのう」

俺何も悪くないじゃん!悪いのあのクソ運転手だけやん!

「なぁ頼むからもう1度チャンスくれない?俺こんな死に方で終わりたくは無いんだけど」

「そんな[復活できますよ]なんて甘い話があるわけなかろう」

「えぇ〜でもおじいさんならそれぐらい楽勝なんでしょ?頼むからちょっとでいいからチャンスくれよ、な?」

「…無理なもんは無理じゃ」

「…今見たけどクールでイケメンだな、マイケル・ジャクソンか?」

「…」

「これはモテてるに違いない、俺が女だったら惚れてるなぁ」

「…///」

「見た目は20歳前後にしか見えないわ」

「わしこう見えて産まれたての12歳の神なんじゃが」

「はいすいませんでした」

「まぁ気持ちは伝わったから今回は特別にチャンスをやろう。ただし次死んだらもうあとは無いからな?」

「え?!良いんですか?!」

「今回だけな、ほれはやくこの穴に入れ」

「ありがとう!おじいちゃん!俺行ってくるよ!バイバイおじいちゃん!」

「バイバイ小僧よ…あっそうだ、転生のことは絶対話すんじゃないぞよ!」

「え?何?あ、うん、わかったよ!」

「あいつ絶対聞こえてなかったじゃろ」




転生楽しみぃ〜!転生祭は悪魔かな、天使かな、それとも魔王?なんだとしても最強の俺様がこの世を支配してやるわ!はっはっはっ!

「…でとうございます。男の子ですよ」

「まぁ可愛い!」

「母さんにそっくりだな」

「この子あなたにも似てるわよ笑」

「俺たちの子供だからな!笑」

今の会話で大体わかった。どうやら俺は親バカの間で生まれたようだな、それも前世と変わらず「人間」として…

「この子の名前どうする?せっかくならかっこいい名前にしましょう!」

「ん〜、明るい子に育って欲しいから[エリオ]とかどうだ?」

「あら意外といい名前ね!よし!あなたの名前は今日から[エリオ・アルヴィス]よ!」

…ちょっと名前の違和感がすごいな、日本とは違う文化だからか?


こうして俺は「エリオ」として新たな人生を歩むことになった。

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