夢の奥底で

@Myananash1

第1話 夢の終わりはどこから?

あぁ、気持ちいいはずなのに吐きそうだ。


あぁ、安心しているのに不安が消えない。


あぁ、元気なはずなのに疲れがどっと来る。


この感覚…どこかで感じたことがある…?


まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい




"間に合わなかった"





「うひぃゃっ、」

情けない声を上げながら、"僕"は身体を勢いよく起こした。

(すっごく嫌な夢を見たな〜…の割には、もう内容があやふやだけど。)

段々と薄れていく夢の記憶の中で、寝起きで回らない頭を頑張って精一杯動かしながら、周りを見渡してみる。

どこかの室内のような場所に自分は寝っ転がっていたらしく、自分の持ち物らしき物は見当たらない。

何なら、自分の名前や住所なども思い出せないのだ。いや、そもそもここはどこだ?

(な〜んて、自分の事が分からないのに、ここが何処だか分かる訳もないけど…)

段々とおかしな状況下にいることを理解してきた僕は、ここで座っていても何も変わらないだろうと結論付けて、とりあえず出口を探すためにその奇妙な場所を探索し始めた。


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