第6話 電動チェーンソー

木工が得意だった祖父にもらった電動チェーンソー。

その後、祖父は亡くなり、僕にとっては唯一の遺品となった。


道具を大事にしていた祖父を見習い、大事に使い続けて来たのだが……。


その電動チェーンソーの様子が最近おかしい。


僕の思考を読み勝手に動いている気がしてならない。


ー完ー


使った都度、奇麗に汚れを落としメンテナンスをし、油をさして、いつもほぼ新品状態。

それは、祖父の時からずっと。


そんな電動チェーンソーの様子がおかしいのだ。


前までは、中々上手くいかなかった曲線もスイスイ。

何なら、手を放してても良いんじゃね?ってくらいに、チェーンソーが勝手に動く感覚。


大事に使われた道具は、100年くらい経つと付喪神になるという話も聞くけれど。

祖父の代からだから、まだ、100年は経っていないはず。

ものすご~く大事にされると期間が短くなるなんてことは無いよなぁ。


もしかして……。

居るのか?

僕の後ろに?

じいちゃんが?


いやいやいやいや……。

有難いけれど、それはちょっと怖い。


*****


明日のお題は『カモフラージュ』デス^^


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