第6話 フードコート⑥

次の日から早速行動を開始することにしました。

まず初めに、現状把握をするためアンケートを取ることにしました。

幸いにもメンバー全員から回答を得ることができましたし、その結果を元に分析を行うことで問題の本質を掴み取ることができたのです。

そして次に解決策を見つけ出し、実行に移すために動き始めます。

途中で他の業務との兼ね合いが出てくるため停滞することもあるのですが、決して諦めるようなことはしません。

どんな困難な状況であっても粘り強く取り組み続けることこそが重要なのです。


そうこうしているうちに一ヶ月が経ち、ようやく準備が整いました。

いよいよ実行に移る時がやってきたのです。

まず最初に行ったのは、組織改革です。

今までは各部署ごとに独立していましたが、それを一元化し効率化を図ることにします。

また、メンバー間のコミュニケーションを円滑にするために交流会を開催することにもしました。

これによって互いの理解を深められるだけでなく、新たなアイデアや視点を得ることもできるはずです。


次に、美食探究委員会に対するイメージアップ活動を始めました。

SNSやメディアを活用して情報発信を行ったり、広報活動を行ったりするわけです。

また、季節に合わせたイベントも企画していく予定です。

例えば花見や紅葉狩りといった風景を楽しむ行事に加えて、旬の食材を使った料理大会なども開かれるかもしれません。

これらの活動は全て既存の業務と両立させつつ行っていくことになりますが、それでも十分な効果を得られると考えていますし、

何よりも重要なことは自分たちが楽しむことだと思っています。


さて、いよいよ活動開始から1ヶ月が経過したわけですが、今のところ大きな問題もなく順調に進んでおります。

しかし、油断はできませんので気を引き締め直す必要があるでしょう。

特に問題となるのが、一部のメンバーによる不祥事です。

彼らは自分の立場を弁えずに暴走してしまう傾向があり、それが大きなトラブルへと発展する可能性があります。

そうならないようにするためにも常に注意を払う必要がありますし責任を持って行動することが求められます。


また、そのような状況に陥った場合は迅速に対処できるよう準備しておくことも重要でしょう。

さらに言えば、美食探究委員会のメンバー同士で協力し合うことが必要不可欠となりますから、チームワークを高める取り組みも必要になってきます。

例えば定期的に集まり意見交換をする場を設けるのも有効かもしれませんし、合同訓練を行うという方法もあるでしょう。


あるいは、ボランティア活動を通じて地域住民との交流を深めるのも良いと思います。

その他にも色々なアイデアがあると思うので試行錯誤しながら模索していくべきだと思います。


また、外部との連携を強化していくことも忘れてはいけません。

例えば、地元自治体や企業などと協力してプロジェクトを進めたり、イベントを開催したりすれば相乗効果が期待できますし、より多くの人に知ってもらうきっかけになるかもしれません。それに、地域活性化にも貢献できるでしょうから一石二鳥と言えるのではないでしょうか?

このような施策を実施することで、美食探究委員会の評判を上げ、加入者を増やすことができれば理想的な状況となるはずです。

もちろん簡単なことではありませんし時間がかかるかもしれませんが、地道に努力を重ねていきましょう。


きっといつか成果として現れるはずですから。

それまで諦めずに頑張っていきましょう。

そして、遂にその時が訪れたのです。

私は美食探究委員会のメンバーとして日夜活動を行っています。


美食探究委員会


ある晴れた午後、私は美食探究委員会の本部に呼び出されていた。

廊下を歩いていると、窓から差し込む陽光が大理石の床に反射し、眩いほどの輝きを放っているのです。

ここ美食探究委員会本部ビルは、美食を愛する者たちの聖域であり、私が命を懸けて守るべき場所だ。


「こんにちは、ミーナ会長」


受付嬢のキャロラインがニコリと微笑むのです。

彼女はいつも完璧な笑顔を崩さない。

その理由は明白だ――美食探究委員会は、ただの美食家クラブではない。

一流シェフ、農業専門家、栄養学者、さらには食品流通のプロフェッショナルまで、各界のエキスパートが集結するインテリジェント・コミュニティなのでした。


「ありがとう、キャロライン。今日はどんな案件?」


私は軽く息を吐きながら、エレベーターへ向かった。

数字のボタンを押す指先が微かに震えているのに気づく。

昨日、美食探偵の称号を持つラファエルからの緊急報告書を読んだせいかもしれない。


美食探偵ラファエルからの報告書


> 諸君、美食探究委員会の諸君へ。

ラファエル・ヴェルディエです。

> 緊急事態が発生しました。

美食探究委員会の機密ファイルが、外部のハッカー集団によって盗難された可能性があります。

> 犯人の痕跡を追跡中ですが、現時点では犯人の目的は不明です。

> ただひとつ、断言できることがあります。

> 彼らは、美食探究委員会が築き上げてきた美食の歴史を破壊しようとしているのです。

> 私は今、美食の旅に出ます。

美食探偵として、美食探究委員会の名誉と美食の未来を守るために。

> ミーナ会長、美食探究委員会のメンバーの皆さん、どうか警戒を怠らないでください。

> この食卓は、まだ始まったばかりなのです。

美食探究委員会の機密ファイルとは、単なるレシピ集ではない。

それは、人類が辿ってきた美食の歴史、文化、科学、さらには遺伝子工学まで網羅した究極のデータベースです。

もし、それが悪用されれば、美食界の秩序は崩壊し、人類の食卓は荒廃するだろう。

エレベーターが最上階に到着した。


ドアが開くと、美食探究委員会のメンバーたちが集まっていた。

彼らはそれぞれ、独自のスキルと知識を持ち、美食探究委員会を支えているのです。


「おはようございます、ミーナ会長!」


若いエンジニアのリュックが、興奮気味に駆け寄ってくるのです。

彼は美食探究委員会のシステム管理担当で、天才的なプログラマーとして知られています。


「会長、ラファエルさんの報告書、読みましたよね?  大変なことになりましたよ!」


リュックは眼鏡を押し上げながら、興奮気味に言った。

彼の背後には、巨大なホログラムスクリーンが設置されているのです。

そこには、美食探究委員会のネットワーク構造図が映し出されているのです。


「リュック、状況はどうなってるの?」


私は冷静さを保ちながら尋ねた。

リュックはホログラムスクリーンを操作し、ネットワーク上の異常箇所を示した。


「これが、ハッカー集団の侵入経路です。彼らは、美食探究委員会のシステムに侵入し、

機密ファイルをダウンロードした後、痕跡を完全に消去しました」

「痕跡を消去した?  そんなことができるの?」

私は眉をひそめた。リュックは首を横に振った。


「普通は不可能です。でも、このハッカー集団は、

美食探究委員会のセキュリティシステムを完全に無効化したんです」


美食探究委員会のセキュリティシステムは、

世界最高峰の技術者が集結して構築したものだった。

それが、こんな簡単に突破されるなんて……。


「犯人の目的は、何だと思う?」


私は、美食探究委員会の副会長であるアンドレアスに尋ねた。

アンドレアスは、美食探究委員会の財務部門を担当する男で、冷静沈着な性格の持ち主だ。


「まだ、断定することはできません。しかし、ラファエルさんが言うように、

美食探究委員会の機密ファイルが狙われたということは、美食の歴史に大きな影響を与える可能性があります」


美食の歴史――それは、人類の進化の歴史でもあるのです。

美食探究委員会は、その歴史を守るために存在するのだ。

もし、美食の歴史が改竄されれば、人類の未来は危機に瀕するだろう。

私は、覚悟を決めた。

美食探究委員会は、世界最強の布陣です。

私一人ではない。


私たちが力を合わせれば、必ず解決できるはずです。

その後、私たちは調査を開始した。

ネット上やセキュリティシステムのログなどを調べると、ハッカー集団のものと思われる痕跡が見つかったのです。

しかし、その足取りをつかむことはできなかった。

その日を境に、美食探究委員会のメンバーたちは慌ただしい日々を過ごしていました。

コンピュータルームに集まり、様々なツールを使ってハッキングを試していたのです。


彼らの表情は真剣そのもので、まるで戦場にいるかのようでした。

私は、みんなをサポートするために本部で待機していました。

ふと気づくと、アンドレアスとリュックが部屋に入ってきました。

二人は深刻な表情をしているのです。

何かあったのだろうかと思っていると、アンドレアスが口を開きました。


「会長、実は気になることがありまして」


彼はそう言って一枚の紙を差し出したのです。

そこには数字の羅列が記されていました。

それはハッカー集団からの挑戦状だったのです。

内容は単純明快で、ある単語を見つけるというものでした。

しかし、それが何を指すのかは全く分かりませんでした。

ヒントさえ与えられていませんから……。


ハッカー集団の手がかりを得るためには、この数字の羅列を解読する必要がありますが、それは容易なことではありません。

コンピュータには強いものの、こういった暗号解読は苦手なのです。

しかし、諦めるわけにはいきませんので全力で取り組むつもりです。

それから数日、私たちは暗号解読に取り組み続けました。

しかし、なかなか進展が見られない日々が続きました。

焦りと苛立ちばかりが募っていく中、ついに一つの結論に達しました。


それは、この数字の羅列は特定の数式を表しているのではないかということなのです。

そして、その数式を解けば何か重要な情報が得られるのではないかと思ったのです。

私は早速プログラムを作成し始めました。

数日後、ついに完成したのです。

これでハッキング集団の正体を掴むことができるはずです。


しかし、喜びも束の間、また新たな問題が発生したのです。

なんと、このプログラムを起動させるためには専用のパスワードが必要なのだそうです。

しかも、そのパスワードは毎週変わってしまうというのです。

私は途方に暮れてしまいました。

一体どうすれば良いのでしょうか?


そんな折、美食探究委員会のメンバーたちが新たな情報を入手したと連絡があったのです。

それは、美食探究委員会が所有するデータベースの中に、未公開のレシピに関する情報が含まれているというものでした。

しかも、そのレシピは美食探究委員会の歴史上最大の秘密だと言うのです。

まさかと思って確認してみると、本当にありました。

しかも、そのレシピは美食探究委員会の中でも最重要クラスの機密情報でした。

つまり、美食探究委員会の核心部分にアクセスできたということです。


これは驚きです!

そして、同時に不安な気持ちにもなりました。

なぜなら、この情報が漏洩すれば美食探究委員会は崩壊してしまうかもしれないからです。

美食探究委員会は、美食を探求するだけでなく、それを世界中に広めることを目的としているのです。

そのためには、まずは安全確保が第一となりますし、万全の体制を整えておく必要があります。

そんなある日のこと、美食探究委員会のメンバーから衝撃的な連絡がありました。


それは、美食探究委員会のネットワークが外部からの攻撃を受けているということでした。

私たちは即座に対策を講じましたが、敵は巧みに攻撃をかわしているようで、一向に被害は収まらず、むしろ悪化していきました。

このままでは美食探究委員会が崩壊してしまうかもしれません。

私は冷静さを失いかけていましたが、アンドレアスが言いました。


「会長、落ち着いてください」


彼は落ち着いた声で私に語りかけました。

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