付き合ったお祝い
もりくぼの小隊
付き合ったお祝い
SE――ガタと椅子が揺れる音
「目が覚めた? ううん、気にしないでイイよ。だって今日は私達が付き合って一日目の記念日なんだから、怒るなんて無しだよ?」
SE――ガタガタと激しく椅子が揺れる音
「そんなにはしゃいだら危ないよぅ、ほら、大人しくご飯にしましょう。見て、貴方のために張りきちゃった。オムライスのハート、カワイイかな? ちょっともったいないけど、召し上がれ」
SE――ガタガタガタと椅子が揺れ続ける音
「こうらあお行儀悪いですよぅ、しょうがないなぁ食べさせて上げるから」
SE――食器が当たる金属音
「どうしたのぅ? なんで食べないのぅ? オムライス嫌いだったぁ、好き嫌いダメだよ。貴方のための記念日オムライスなんだから食べてよ食べて、ね。無理やりにでも食べさせてあげるから口を開けて大きく開けて良い子だからねぇ……ね、うん、そう。は~いモグモグ、ねえ」
SE――グチャグチャとした咀嚼音
「オムライスだけだと食べづらいだろうから、今度はこっちのスープ食べて。精が付くように色んな美味しいのが入ったネットリスープだよ、熱いからね、冷ましてあげるからね。ふ〜、ふ〜、ハイ、ア~ン」
SE――ぎこちなくスープを啜る音
「美味しい、まだまだいっぱいあるからお腹いっぱい食べてねぇ。ん~~、なに、聞こえないなぁ。ん?」
カノジョ(?)が、貴方の耳許で囁く
「どうして欲しいの? ねぇ――っッ!」
貴方はカノジョ(?)突き飛ばす
SE――ドタドタと床を走る音
「痛い、どうしてこんな事したの、ねえ?」
SE――ガチャガチャガチャガチャとドアノブを回し続ける音
「何処行こうってんだよオマエッッッ!!?」
SE――バチバチバチと鳴る電流
SE――その場に倒れる鈍い音
「大人しくしてりゃつけ上がりやがってっッ! 何をしようとした? なんで、逃げようとした? なぁ、なあっッ! 返事はどうしたんだよっッ!!」
SE――バチバチバチバチと鳴る電流
「はぁ~、いけないいけない、頭に血が登っちゃった。うん大丈夫だよ。もう冷静になれたからねぇ、痛い痛いスタンガンはもうしないよぅ。聞こえてるかなぁ?」
SE――スタンガンを床に投げ捨てる音
「もう、気絶した男の子を運ぶのって大変」
SE――ズリズリと引きずられる音
「起きて、起き〜て〜、お祝いの続きをやるよ〜」
SE――水をかけられる音
「目が覚めた? サッパリしたね。じゃあ次は何を食べようか――なに? 何でこんな事をするのかって……意味が分からないなぁ? 監禁? 何のこと、監禁なんてしないよぅ、貴方の場所はずっとこの部屋なんだから、監禁じゃないの。貴方とワタシの世界はココだけなんだから……カノジョのとこに帰らせてって、何言ってんだ?」
SE――机を強く叩く音
「あんなケンカしちゃう女の何がいいわけ? 存在する意味が無い女だろアイツは、オマエを傷つけた女なの。分かる、分かるよな、頭がおかしくなってても分あぁかぁあるウゥゥようねえっッッッッ!!?」
SE――机に拳を何度も叩きつける音。
「オマエもワタシが良いて言ったよな、色んな事がイイよって言ったよな……この口は嘘つきか、なんなんだろうなぁこのオマエの舌は、閻魔さまに変わってちょん切ってやろうか、なぁ、なあっッ!!」
SE――断続的に続く鈍い音
「ハァ、いけないなぁ、また頭に血がのぼりすぎちゃった、じゃあ今度こそ、お祝いの続き、しよっか?」
SE――扉を強く叩く音
「もう、なにぃ? ちょおっと待っててね、すぐ大人しくさせて来るから、貴方も大人しく、ね」
SE――床を歩く音
SE――扉が開く音、閉まる音
SE――バタバタとした複数の足音
SE――複数の聞き取りづらい声
SE――バタバタと床を走る音
SE――ガチャとドアノブが開く音
SE――扉が閉まる音
SE――バタバタバタバタバタバタと床を走り続ける音
――了。
付き合ったお祝い もりくぼの小隊 @rasu-toru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます