桜井有栖は、子供の頃から人の頭上に「死ぬまでの日数」が数字として見えてしまうという奇妙な力に苦しんできた。その力のせいで他人との関わりを避け、長年引きこもり生活を送っていた彼女は、ある日、自分自身の頭上にも「31」という余命を示す数字が灯っていることに気づく。
残された一ヶ月で身辺整理を始めた有栖は、マンションの隣室に住む岩井覚という青年と出会う。夜の仕事をしているという謎めいた彼だが、驚くべきことに彼にもまた、有栖と同じ日に死ぬ運命にあることが数字によって示されていた。
同じ日に死を迎える二人の奇妙な交流と、逃れられない運命のカウントダウンを描いた、切なくも恐ろしいホラー・ミステリー。
ラストに近づくにつれて、有栖の思いが伝わってきて切なくなりました。
おすすめです。