不死者か?それなら、ゆっくり歩こう!

神炎悠真

第1話 三百二十七歳の不死者



わたしは渡一(わたるいち)、今年で三百二十七(さんびゃくにじゅうなな)歳だ。


人間であり、そして不死者だ。


七つの時、一本の黄金の巨木(きょぼく)の実を食べた。だから、今も生きている。


父も母も亡くなった。妹もまた。


……


彼らの面影は、もうかすかな記憶に過ぎない。


どこがわたしの家なんだろう。


わからない。


ただ、生きる意味を探し続けるほかに、選ぶ道はない。


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