見習い聖女ですが、本当は大聖女だったみたいなので、前世に戻って大聖女の役目を果たします

四月一日 桜🌸

第1話 後世

この世の人間は、聖女

        騎士

        王族

        民

……………………の4つに分かれる。

大体の人間は民にあてられるが、ごく稀に聖女・騎士が生まれてくることがある。

民は聖女・騎士を頼りにし、王族を崇める。

王族は世界の代表として、民に指示する。 

騎士は剣・盾を使い、聖女・王族の護衛をする。

そして、この世のトップとも言える、聖女。

様々な魔法を使い、民から最も崇められる対象。

私、エミリ・オリビアは、普通の人間として生まれた、見習い聖女であるー………。


「エーミリ!」

ポンッと肩に手を置かれて、手に持っていた石を落としてしまう。

「あぁぁぁぁぁ!

 貴重な魔法石が!」

私は思わず、あたふたしながら複数の魔法石を拾う。

「エミリごめ~ん」

「もう!

 ルチェリーったら」

ごめんのポーズをしながらテヘッと舌を出す彼女はルチェリー・コノファー。

この世界での唯一の私の友達だ。

ルチェリーは王族にも関わらず、聖女見習いで、民の私と分け隔てなく接してくれる。

「今は何をしてるんだっけ?」

座学が得意なルチェリーは、実学がよく分からずポカンとしている。

「今は聖女の魔法を作るための薬を作ってるの。」

「へぇ、こんなの作れるだなんて、エミリすごい」 

彼女は私の薬作りに感心しながら、「そろそろお茶の時間!」と言って、護衛のアリベンチァーと帰っていった。

私は、ひたすら薬を作るため、誠心誠意、すぐ使い終わる魔法を使った。

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