学園の機関士2
大和りょう
学園要塞駅『豪血』
第1話札幌到着!!
オホーツク海が
そこに朝日が出てきて、光で
その光景を、横目にC621
「ブォッブォッブォッブォッ!!」
蒸気の
「これが学校だなんて、まだ信じられませんよ」
「怖ぁ…よく落ちないですね」
窓を開け、身を乗り出し
やがてトンネルが見えてきた。
「崖に穴を
私は窓を閉め、椅子から立ち上がり部屋を出た。
「篠原さん。いますか?」
(何〜?)
部屋の中から声がしたと思えば、ドアが開いた。
なぜか、篠原さんの顔はニマニマしていた。
「どうしたの?私に会いたくなった?」
「あ、いえ別にそう言うのじゃないです」
すると、篠原さんは急に
「ちぇ…」
「何か言いましたか?」
「別に〜」
そして、直ぐに札幌のイメージについて聞いた。
「札幌?ってどういう所なんでしょうね」
「う〜ん。分からないけど、寒そうな名前だよね」
「あ、それ分かります。
それに、古い歴史とかもたくさんありそうです」
「確かに!!」
私たちは、話に花を咲かせながら機関車がトンネルから出るのを待った。
――『次は、
客車内に放送がはいる。
「もうすぐトンネル抜けそうですね」
ゴォォォ――ガタン、ゴトン…。
トンネルを抜けると広がっていたのは、
「自分の
私は、
「すごい、すごい!!本当にあったんだ!!」
「すごいうれしそうですね?」
「当たり前だよ、ほかの町だよ!!気にならない方がおかしいって!!」
篠原さんの食い
すると
「ここが札幌!!」
そう言って、篠原さんみたいに目を輝かせている夕とは
芽衣さんは「す、すごいけど…何か怖い」
と怖がっていた。
「すごいですよね、私たちが住んでる町以外にもこう言う町があるんですから」
そう呟くと、夕さんが私の方に寄ってきた。
「なぁ〜務。ラーメン食いに行こうぜぇ〜」
「いいですよ、札幌ラーメン?でしたっけ。私も楽しみだったんです!!」
「だよな!!バターの上に乗るあの豚骨スープ。
コーンやほうれん草の
「もしかして、全部テレビですか?」
「ああ!!」
「よく覚えてますね…」
「あたぼうよ!!飯のことなら何でも覚えてるぜ!!」
私は、少し苦笑いしながらも、夕さんがご飯の時だけ発揮するその
ガタン…ゴトン…ガタン…ゴトン…。
プシュゥゥゥゥゥゥ。
すると
機関車が駅に止まった。
周辺は、
「止まりましたね」
「楽しみだぜ!!」
札幌に心躍らせながら話していると、
「ねぇ、それ私たちも札幌ラーメンについて行っていい?」
篠原さんは、芽衣さんの腕につかまりながら聞いてきた。
「いいですよ。みんなで行きましょう」
「やったぁ〜!!」
篠原さんが腕を上げるとそれにつられて、芽衣さんの腕も上がった。
「うわぁ!!」
「あ、ごめん芽衣ちゃん…」
「大丈夫ですよ。少しびっくりしただけですので」
芽衣さんの笑った顔を確認し、私は胸をなで下ろした。
「ついたようですね」
そういった瞬間――
ジリリリリリ!!
けたたましくベルが鳴ったと思えば、停車した駅がエレベーターみたいに
「どうなってるの?」
篠原さんは、廊下の車窓を開けて外をのぞく。
「私たちを下へ運んでるんですかね?」
私は、上へ上へと通り過ぎていくオレンジ色の光を眺めながら言った。
正直、『もう何が起きても驚かないだろうな』と思った。
ガコォン!!
パラパラパラパラ…。
『札幌〜札幌〜お出口は左側です』
車内アナウンスがなる。
「着いたみたいですね」
私は、すぐさま客車の出口に向かった。
扉を開け辺りを見回すと、プラットホームが一つあるだけであとは何も無かった。
壁?は、ランタンで照らされ天井から落ちてくる水滴をも
右手の方を見ると、石をそのまま
「寒…」
腕を組みながら客車の出口で止まっていると。
「つっとむぅ〜、行こうぜ!!」
夕が背中をバシッと押して私を外に出した。
「ちょっと、夕さん危ないじゃないですか」
「わりぃ、わりぃ」
「まったく、反省してるのですか?」
「してる〜、してる〜」
「絶対してないですね…」
押した
「寒い…」
芽衣さんは、体を
「わぁ!!夏なのにここだと白い息が出る!!」
と篠原さんはこの状況を楽しんでいた。
「取り敢えず外へ出ましょう。話しはそこからです」
私は、夕さん、篠原さん、芽衣さんに言った。
「「「そうだね!!」」」
皆、同意してくれたので出口を探すことになった。
しかし、芽衣さんが
「あ、生徒の集まりとかは?」
と思い出したように言った。
「大丈夫、夏休み中は関係ないらしいですよ」
説明するように私は、芽衣さんに言う。
「なら良かったです」
芽衣さんは、胸をなでおろした。
「それじゃあ出口を探しましょう。札幌ラーメンはその次です」
「「「うん!!」」」
――とある基地。
黒フードの男がモニターを見ていた。
そこには、
「ふふふ、奴らは札幌か…。おい!!例のアレは?」
「それが…」
そう言ってほかの黒スーツの男が見せたのは
「は!?壊れてんじゃあねえか!!」
「す、すみません!!新人隊員がトチってしまって…すいやせん!!」
黒スーツの男が頭を下げた。
「はぁ〜。まぁ、いい」
黒フードの男は、後ろ頭を
「だったらST-
「は!!」
黒スーツの男は、
「待ってろよ蓮、これで
学園の機関士2 大和りょう @kuhumaiku
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