リュボーヴィ クローリク

西瀬 零真

プロローグ 「ラブストーリーは突然に」


ピンクブロンドのさらさらな髪にルビーはめ込んだような宝石目...庇護欲をそそるうさぎのような愛らしさ...

この姿を見た瞬間、私は確信した。

これは......まさか。

最推しが目の前に?!


真昼の太陽が窓から差し込み少し眩しく感じる今日この頃。

その光とは裏腹に、私の心は静かに沈んでいた。

お父様から呼び出しを受けていたのだ。

どうやら私に弟が出来るらしい。

一体お父様はいつ不貞を働いたのか...そして、お母様のことや今後を色々考えながら憂鬱でお父様の部屋に向かった。


そこに現れたのは——天使だったのだ。


その瞬間、今までに感じたことのない衝撃が胸の奥で弾けた。

私の中に眠っていた、大切な宝物(思い出)——前世の記憶。

それらすべてが一斉に目を覚ました。

——そして、それこそが私の運命を大きく変えることになる最推しとの出会いの始まりだったのだ。

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