第41話 再会


大聖堂の中央で、

一人の青年が

立っていた。


かつての勇者だ。


鎧は

新調され、

剣も

輝いている。


だが、

目が

曇っていた。


「来たんですね」


「来た」


短い会話。


勇者は

迷っている。


「世界を

救うには、

犠牲が

必要だと……」


次郎は

首を振る。


「それは

救いじゃない」


剣を抜く。


勇者も

抜いた。


ぶつかる。


次郎は

身体強化を

四度重ねる。


力が

暴れない。


制御できる。


これが、

長年の

剣の積み重ねだ。


勇者の剣が

弾かれ、

床に転がる。


「まだだ」


次郎の声は、

静かだった。


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