第22話 深層への扉


灰石の穴の最奥。


これまで封じられていた

重い石扉が、

静かに開いていた。


ギルドからの正式通達。

深層解放。


次郎は

扉の前で立ち止まる。


鑑定が

激しく反応していた。


《魔力濃度:極高》


「……ようやくか」


身体強化は

まだ使わない。


ここでは、

温存が必要だ。


一歩踏み込むと、

空気が変わる。


重く、

鋭い。


魔物の気配が

肌を刺す。


通路の奥から、

低く、

複数の足音。


次郎は

剣を構え、

呼吸を整えた。

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