ディスコード・クインテット
あいうえお
あらすじ
大学に入学したばかりの僕の毎日は、絶え間なく押し寄せる周囲の刺激――まるで「情報の地雷原」を歩いているような、パニックの連続だった 。ADHDという特性を抱える僕は、いつも「世界とピントがズレてしまう」感覚を抱え、左右逆の靴を履くことさえ珍しくない 。そんな僕を支えてくれるのは、高校時代からの良き理解者である凛子ちゃんと、あの日、駅裏の楽器店で運命的に出会った毒舌な愛機、ギターの「シー(C)」だ 。
かつて僕たちには、共に音楽を奏でる最高の仲間がいた 。けれど、バンドの時間は止まったままになっていた 。
そんなある日、幼馴染のナツミちゃんとの再会によって、物語は強引に動き出す 。彼女は沈黙していたドラムセット「ビー(B)」と共に、僕を再びスタジオへと引き戻した 。バラバラになったかつての仲間たちと、それぞれの想いを宿して言葉を紡ぐ意思を持った楽器たち 。凛子ちゃんが操るデジタルな調整役「エー(A)」が、僕たちの不器用でズレたアナログの音を、完璧な「グリッド」で繋ぎ止めていく 。
全員のピースが揃った時、僕らが奏でるのは決して完璧な調和(ハーモニー)じゃない 。それは傷つき、迷い、それでも響き合う、僕たちだけにしか鳴らせない「最高の不協和音(ディスコード)」なんだ 。
止まってしまった季節をもう一度動かすための、僕たちの再生の物語が今、始まる 。
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