めちゃくちゃ面白かったです……!
正直、読み終わったあとしばらくニヤニヤが止まりませんでした。
まず冒頭の夢のシーン。
あの“色あせた世界”の描写が本当に美しくて、一気に引き込まれました。
儚くて、少し不穏で、でもどこか優しい。
「姿は見えないのに涙だけが認識できる」という表現が特に好きです。胸の痛みで“視認”できる、という言い回しもセンスが光っていました。コミカルな作品かと思いきや、最初にちゃんと“芯”を感じさせてくるのが上手い。
そこからの天界パートとの温度差が最高です。
トリエル、可愛すぎませんか?
イタズラのスケールがいちいち全力で、しかも本人は100%善意なのがまた良い。
「笑顔が一番大事だよー!」って本気で言ってるのが伝わるからこそ、怒られてもどこか切ないんですよね。
名前を忘れてトリエルを自認していくくだりや、オッドアイが片方だけになる演出も、さらっと書いてるのに設定の深みを感じました。
神様とウリエル様の掛け合いもめちゃくちゃ好きです。
禁煙外来で髭燃やされそうになる神様、何そのポジション最高か。
世界観が壮大なのに、会話が妙に生活感あって笑ってしまう。このバランス感覚、かなり好きです。
そして人間界パート。
廃ホテルの描写がちゃんと怖い。
ラップ音の説明とか、霊感の設定とか、リアル寄りの空気を丁寧に積み重ねてくるからこそ、トリエルの「わーーー!!」が本当に効く。
おばけミサイルはずるいです。笑うに決まってる。
怖いのにポップ。
ポップなのにどこか不穏。
白ワンピ少女が自然に混ざってるラストの違和感も最高でした。
「あれ、人数おかしくない?」ってゾワッとさせてからの「はじめまして、ピピと申します」。
この緩急の付け方、本当にうまい。
そして最後。
一人暮らしの部屋に普通にいるトリエル。
テレビ見てポテチおかわり要求。
ツッコミが追いつかない主人公。
もう完璧な1話の締めです。
「これ絶対続き読みたくなるやつじゃん……」ってなりました。