第4話 蜜柑狩り

令和八年 睦月肆


 風の弱い(窓から見える防霜ぼうそうファンがゆっ


くり回っていました。)静かな朝でした。


 (今日は穏やかな日に成るかな?)



 洗い物をしていると、開けっ放しの洗面


所の窓から、車のモーター音と側溝の蓋を踏


み締める”ガタガタ”って音が入って来た。


 夜勤明けのカミさんが、家へ入るなり、機


関銃の様に職場の愚痴を飛ばし始めた。


 (あ~っ、仕事に行っていれば逃げれたな。)


 「最近の若いのは、・・・・、なんちゃらかん


ちゃら、・・・。」


 (はいはい、聞きますよ。 聞いて欲し


いんですね。 はいはい、分かりましたよ、


そうですね、大変だったね。)


 たくさん、毒を吐いてすっきりした御様子


でした。



 昼食前に、蜜柑が成り過ぎて、蜜柑狩りの


手が足りないから、手伝いに来い、と義母


(カミさんの実家では、一番偉かったので通


称“閣下(かっか)”と呼んでいる。)から


応援要請があったので、小さい籠と植木挟


みを持って参上。 たくさんの蜜柑を隣家と


そのまた隣の若旦那とかっかと自分とで収穫


し、ご褒美ほうびを頂きました。


※本日のご褒美

https://kakuyomu.jp/my/news/822139842544205206


 案の定、午後からは西風が“びゅんびゅん”


吹いてます。

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