巫女さんとケモ耳神様の同性生活〜巫女と神の百合は成立するのだろうか〜

ユウキ・アカツキ

第1話優樹とユウキ、巫女と神様のイチャコラ

 chapter000


「はぁ……休まる場所がない……」


「何言ってるんだよ優樹〜別にここがお前の家だろ?」


「家だよ?家だけど……家じゃない気がするの!神様が居たら!!」


「しょうがないだろ?だって、帰る場所がここなんだから」


 うぅ……そういう問題じゃないんだけど……というか、……

 どういう不可思議な状況なのさ……全然想像すらできないし、できるわけが無い……


 いやなんでこんな地獄のような状態が成立してしまっているのか……

 確実にユウキという、神様が悪い……いや、なんで僕と同じ名前をしてるのかそれが気になるんだけどさ。


「それを今更言ってもあたしは気にしてないが」


「僕は気になるのー!!」


「ほぉ?そんなにあたしが好きなのか?」


「ち、違うし!///」


「顔が赤いぞ?」


 顔が、赤いのは……それは関係ないでしょ……それに、これは……生理現象だし……

 僕は正常な反応してるし……


「まあまあ、とりあえず……気楽に行こうぜ……あたしも疲れてんだ」


「む……ほんとに、この神様は……」


 綺麗だけど、自堕落で……でも、なんか……かっこいいところもあって、儚くて……ちゃんと神様なんだって……分からされるから……ギャップあるけど……


「ん?どうしたんだ?」


「もう、可愛いんだから」


「お前もな、優樹」


 うっ……ほんとに、ほんとにこの神様は……!!

 ほんとに、なんで可愛いとかちゃんと言えるんですか……


 というか、僕はそんなに……可愛くないし……なんで可愛いって発想になったのさ……


「まあまあ、とりあえず今日は眠れないと思え」


「はい?!」


「ふは、やっぱりからかいがあるなぁ、あたしの神社んとこの巫女は」


「むぅぅぅ……」


 ほんとに、この神は……からかいすぎだ……からかいすぎだし、その……


 なんというか……ええと……


 この神様を黙らすなら……


 えと……何しよう……あ、そうだ!


「……ぷい」


「え、あ……すまなかった!ほんとに!」


「むー?」


「ほ、ほんとに……申し訳なかった!!!」


 いい顔だねぇ……よしよし、もうちょっとやろうか……

 いや、なんかやると凄い悲しくなってきたから、やめようか……うん。


「む……ふふん、別に怒ってないよ」


「う……ほんとだな?」


 そ、その顔だよ……その顔がずるいの……

 いや、まあ……ユウキはいつもそういう顔するけど……こう、甘える時って……なんでこう……ああもう……可愛すぎる……


 ズルすぎる……だからこう、えと……なんて言えばいいのか……

 ああもう……ほんとに、ユウキってケモ耳神様は……どうしてこんなにずるいんだろうか……



 chapter001


 僕の家は神社だ。


 宮瀬神社と言って、この地域では特別信仰されている神社なのである。


 そんな神社の巫女をしてる僕、だが……ある日突然三が日の日から急に神様が見え始めて、最初はどうもこうも……

 混乱しかしてなかった、だけどユウキの性格やら……何やらを見た結果、居候することを、いや同居する事を良しとしてしまったのである。


 まあ……良しとしてまったのは良かったけれど……でも、どうしてこんなにユウキという神様はドSなのだろうか……


 綺麗だし、凄いし、グイグイくるし、僕のことよく見てたみたいだし……

 というか、いつから存在してたんですか……ユウキは……


「なんだ〜?」


「なんでも、ないけど……」


「ほんとか?可愛いヤツめ」


「む……」


 可愛くないです……そりゃ、可愛くないし……普通の女の子みたいに……む、胸もないわけですし……

 あとは、その……髪は、伸ばしてるけど……綺麗って言われるほどじゃ……


「卑屈になってるな?お前は可愛いんだ、それはあたしがよく知ってる」


「ずる……」


「ずるくないさ、本当の事を言ってるんだ」


「僕は……そんなに、可愛くなんか……」


 可愛くなんか……ない、可愛いなんてこと、ありえないですし……

 いや、だからといって可愛くないとか言われたくない……


 なんというか、えと……その……


「ふは、やっぱり可愛いじゃねぇか」


「む……だから、可愛くなんか……」


「いいや可愛いんだお前は、わかるか?お前は一人しかいない、それは事実だろ?それに、お前が可愛くなろうとしてること……何度も見てるし、知ってるんだ、だから……恥じることはないぞ、優樹」


「あ、あう……///」


 僕のこと……どうしてこんな、いやこんな事思うのもあれだけど……

 恋愛脳すぎるよ、ユウキは……いや、思うのもあれかもしれないけれど……


 恋愛脳というより、ユウキは恋を叶えていたからこういうことが平気で言える……ということか。


「もしかして……僕はユウキを好きになって欲しいって、こと?」


「ん?何言ってんだ?」


「そりゃ……え?えと……」


「あたしは、ずっと前から好きだが」


 へ……?


 ずっと、前からって……何言って……いや、ずっと前からって、どういうこと?

 ユウキさん?ユウキさんちょっと……意味が……分からないのですが……


「……///」


「なんで顔赤くなってるのさ!」


 しかも、顔俯いて……見せないようにしてて……

 いやちょっと待って、なんでこんな可愛いとこ見せて、もしかして、不意に言ってしまったとか……


「ああもううるせぇ……ひとまず、黙れ」


「へ?!ん?!」


 ゆ、ユウキが……キスをしてきた……いや、いやいや……この状況が、ほんとに意味わからない……

 混乱しかしないし……こんなところ、お母さんとかに見られたら……絶対、絶対とてつもないことになる……


 それは、それは……避けないとなのに、いや……神様だから見えないか……

 嫌そうじゃなくて!僕巫女だよ?!

 そんなこと、していいの……?なんか……頭の中が、凄い……トロトロに、溶けそうなんだけど……


 しかも、なんか……えと……とにかく、いい感じが……する……


「っは……ふふ、いい顔貰ったぜ?」


「ぁ……」


「何頬けてんだよ、まあ……そんなお前も可愛いが……///」


 何が、起きたか……全然理解できない……


 ただ、見えるとしたら……ユウキの、もふもふのしっぽと……綺麗な唇のみ……


「ふふ、どうしたどうした、もう一回キスしてほしいのか?」


「なっ……///」


「それならそうと早く言え」


 そう言い、僕は……何も出来ず、押し倒されてしまった……

 へ……この状況……ぜ、全然分からない……分からないけど、でも……


 でもこれは……すごい、すごい、ドキドキする……なんでか、分からないけど……


「なーんてな、驚いたか?」


「……は?」


「ふは、その顔が見たかったんだよ」


 そう言い、僕から……あっさりと、どいてしまった……

 何が何だか……全然理解できない……いや、理解も何も……何が起こったのか……


 でも、何をしようかと思ったら……多分真っ先に思い浮かぶ事は……一つだろう。


「絶対……しっぽ触ってやる」


「その時はボコボコにするが?」


「うっ……いいじゃん、好きなんだから……///」


「ふっ、素直じゃねぇな」


「そっちこそ……」


 そんな軽口を叩きながら、僕はご飯を食べる時間になったみたいだから、リビングに向かった。


 というか僕、何か変なこと……言ったかな……言ったとしたら……問い詰めないと……



「ふは、可愛いやつめ、ほんとに……」


 あたしは、しっぽを掴みながら……優樹のベットで横になった……

 今思えば、何恥ずかしいこと……言ってるんだか……



 to be continued

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2026年1月13日 14:00
2026年1月15日 14:00

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