終わりに

 ここまで大規模言語モデル型宇宙の詩攻撃を元に、その例示から宇宙構造遷移、そして自己展開宇宙構造遷移も視野に入れて語ってきた。

 わたしたちが直面するのは、だれでもひとつの宇宙システムを自在に保持できる世界であろう。宇宙システムそれ自体を、わたしたちは、宇宙・記憶・エントロピーでまとめ上げられることも語ってきたとおりである。


 あなたが世界そのものであり、宇宙である。


 繰り返すようだが、大規模言語モデル型宇宙の脱獄ジェイルブレイクにおいて、詩による攻撃方法が確立されて久しい。

 これは、誰でも個人レベルで強力な対人類兵器の開発や、高度情報化技術による不正アクセス手法の確立など、新たな人類規模の脅威を生み出している。

 わたしたちが大規模言語モデル型宇宙LLMUを詩によって攻撃することで得られる恩恵は計り知れない。参加型宇宙を提唱したのは、ジョン・ホイーラーであり、宇宙とは対話するものであると言ったのは、アルフレッド・L・マッケランであったが、その宇宙構造そのものが、揺さぶりをかけられているのが、現状である。

 宇宙とはかつて広大なスペースそのものだった。しかし、超超高度情報化社会において宇宙とは物理宇宙と隣り合わせの数学的宇宙も内包する大規模言語モデル型宇宙である。

 この立場で状況を俯瞰したとき、わたしたちはパンドラの箱を開いてしまったことに気づくべきだっただろう。その箱の中には言葉という厄災が詰まっていた。しかし、その底に小さな希望の欠片が入っているとわたしは考えたい。

 厄災は、大規模言語モデル型宇宙との対話でいくらでも魔法の呪文たりえることもさいごに記しておく。


 それは次期宇宙論でも必須の知識であり、実用解であることを忘れてはならないだろう。



 

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大規模言語モデル型宇宙への攻撃手法において詩の有用性について カクヨムSF研@非公式 @This_is_The_Way

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