神様、私は間違えてしまったのでしょうか

Pokój

私は、おかしな子なのでしょうか

その子は腰まで来るようなポニーテールをして、私の前に現れた。

選択授業で取ったフランス語の授業で、彼女はさっと隣の席に座った。

真っ白な肌。優しそうな目。

「こんにちは」

そう言った彼女の声で、私はすぐ恋に落ちてしまった。


一目惚れだった。

そんなものが実在するなんて、いままで信じていなかった。

でも、これは現実なのだ。

一目惚れというものが、実際にあるなんて。それは説明するまでもなく、ここにあった。


私が女の子であることなど忘れて、私は彼女に見とれていた。

「こんにちは」と言い忘れてしまうくらいだった。


「あ、ここではボンジュールって言うべきなんですかね」

彼女は優しく透き通った声で言った。


「そうかもしれませんね。こんにちは」

緊張と恥じらいを隠した声で、私は言った。


私は真面目な学生で、毎回授業に出席していた。

学生証だけ預けて逃げる「ピ逃げ」なんてしたこともないし、授業をさぼったことも一度もない。

それでも、彼女に会うために、授業は絶対に、毎回必ず出ようと誓った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る