14.銀河

 その日も引っ張られて身体を抜けさせられたわたしは、宇宙に連れて行かれた。

 そこで見せられたのは、銀河だった。

 引っ張って行く見えない奴が、そう言ったのでまあそうなんだろう。

 でも、自分の知る銀河ではない。というか銀河を見るってなに? ですよね。まあ夢ですからね。


 で、なんで見せられたのかわからないけど見せられた銀河は、全体を一望出来るサイズだった。

 すごーく上の方から、銀河を見下ろしていた。

 金色だった。

 どの惑星も金色でキラキラしていた。

 そして、惑星の軌道も金の線で描かれていた。まあ夢なんでね。


 惑星の軌道図? とか見たことはあるだろうか。あんな感じだ。

 金の惑星と、金の惑星の軌道。それが宇宙に浮かんでいて、キラキラ輝きながら公転していた。綺麗だった。


「地球はどれ?」と聞くと、見えない奴はあれだよと指差した。

 いや、指なんて見えないのである。だが、指差したのはわかった。

「ああ、あれなんだぁ」とわたしはまたもうっすい感想を述べた。


 とりあえず、キラキラしてて綺麗だった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る