未設定 薬売りの魔女リ・メティカの人生

仲仁へび(旧:離久)

未設定 薬売りの魔女リ・メティカの人生



ーーあらすじ


 薬を売って暮らしている魔女リメティカは、自分の正体を隠していた。

 それは、数十年前に、破滅の魔女が残した脅威がいまだ徘徊しているからだ。

 人類を襲って食らう生物ストーンが絶滅しない限り、リメティカが人々に自分の正体を明かすことはないはずだった。

 しかし、誰かが置き去りにした双子の赤子を保護したリメティカは、子供たちのために魔法を使い、魔女だということがばれてしまう。

 その後、入ったものは誰も出られないという煉獄の牢獄へ連れていかれるのだが。

 数十年後、リメティカの元を訪れたのは、自らが育てた双子の子供だった。


「ーーあなたがいつか、自分を愛せるようになりますように」


 これは世界を破滅に導いた魔女の、呪いと祝福の物語。



ーー人物

〇リ・メティカ

 魔女の素性を隠して薬を売って生活している。

 ある日、街道に双子の子供が置き去りにされていたので、家に連れ帰って、さんざん悩んだ末に育てる。


〇リ・クローム

 黒髪の女の子。

 おしゃれ大好き。


〇リ・スモッカ

 白髪の男の子。

 体を動かすことが好き。




ーー章構成


01 リ・メティカの古い記憶

 夜の闇に沈んだ森の色。

 深い緑の髪の赤ん坊が、とある女性の腕に抱かれていた。

 女性は、破滅の魔女。

 世界を導いた災厄だ。

 災厄の魔女は世界に呪いをかけ、そして赤ん坊に祝福を授ける。


02 薬売り

 緑の髪の魔女リ・メティカは、森の動物たちに育てられた。

 物心ついたころに人の町を訪れ、宿屋の女主人の世話になったことで常識を身に着けた彼女は、ストーンを操ることができる。

 そのせいで人里を追い出された彼女は、誰も寄り付かない深い森の中に小屋を建て、薬を調合しながら暮らしていた。

 地元から離れた森の中。

 めったに人のこないその場所から離れるのは、月に一度。

 1週間かけて近隣の町や村をめぐり、薬を売って生計をたてていた。


03 子供

 リ・メティカが薬を売った帰り道。

 街道に籠が放置されていた。

 仲からは子供の泣き声。

 そこには双子の赤ん坊がいた。

 リ・メティカはこれを保護し、家に連れ帰る。

 そしてしばらくの間と赤ん坊の世話をした。

 予定では、1週間後に町へ行き、子供を孤児院にあずけようと考えていた。

 しかし双子の子供は難病を患っていた。

 何年も治療のかかる子供を、孤児院が見てくれるとは思えない。

 治療に必要な薬草も高価なものばかりだ。

 リメティカは仕方なく子供の面倒を見る。


04 慣れない日常

 子供たちを育てる日常は、慣れない事の連続だった。


05 暖かな日々

  しかし、リメティカは暖かなぬくもりを感じていた。


06 病と治療

  子供たちの病の治療が終わり、双子は健康に育った。

  子供たちは母親であるリメティカのために、森の奥へ向かってしまう。

  それはリメティカが言っていた、珍しい薬草をとりにいくため。

  満月の夜にだけ地上に花を咲かせるそれは、希少なものだ。

  だが、その日はストーンが活発に動く日でもあった。

  ピンチに陥る子供たち。


07 日常に在るなど許されない存在

  リメティカは子供たちを助ける。

  しかし、人目があったため、彼女は監獄へ。


08 監獄

  監獄の中にとらわれたリメティカ。


09 親子の絆

  彼女は処刑されなかったが、自由に動くこともできずに閉じ込められる。

  そこに子供たちがやってくる。


10 あなたが生きたいと願う日のために

  そこで破滅の魔女の祝福が力を発揮する。

  救出されたリメティカは力を失い。

  多くの人からリメティカの記憶が消え去った。


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