第21話 畑が気になる
マエルの意識が戻ったとき、クルスはいなくなっていた。
いつの間にか屋敷の中に運ばれている。
身体を清めたり着替えさせたりしてくれたのは、おそらくプリュネだろう。
マエルは畑がどうなっているか気になって、よろめきながら玄関に向かった。
「駄目です御主人様! そんな身体で出かけるなんて!」
しかし外に出る前にプリュネに見つかり、引き留められた。
畑が気になってしょうがないマエルをプリュネが寝室へ戻そうと押し合っていると、外からクルスの声が聞こえた。
「マエル、差し入れを持ってきたんだけど入ってもいい?」
「その声はクルスさん? プリュネ扉を開けて」
「はい」
2人は途端に言い争うのをやめて、プリュネの力で扉が開かれた。
「昨日はありがとうございました。どうぞ上がってお茶でも……」
マエルは居間へ歩きかけたものの、よろけてベチャッとうつ伏せに倒れてしまった。
身体はまだガリガリに痩せており、筋力はかなり弱くなっている。
「マエル、君まだ外出とか無理だろ」
クルスが玄関で靴を脱いで上がり、マエルを抱き上げると居間に向かった。
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