制服

 君は、幼馴染み以上恋人未満。


 僕の告白は、宙ぶらりん。

 君からの返事待ち。


 ふたりで、駅のホームの階段を上がる。


 時間帯なのだろう、

 駅には、帰宅途中の人々で溢れている。


 僕の前を上っていく君。

 最近、制服が、君の身体の成長に追いつけない。


 少しミニ丈になってしまったスカートの裾を学生カバンを後ろ手でに、押さえて、階段を上って行く。


 上りきって、再びふたりは並ぶ。

 僕は笑いながら、


 「スカートを押さえていたけど、お前のパンツなんか見ないよ」


 君に言った。

 

「バカ!あんた以外に見られるのが嫌だっただけよ」


 僕より早く大人になっていく君。

 最近、制服と僕が、君の時間に追いつけない。


 でも……

 少し恋人に近付いた?


 



 



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る