第2話 仕事運

「あの仕事運占ってください」


「仕事、ああ、あんたもう就職無理だわ」


「えっ? どうすればいいんですか」


「さっさと生活保護もらって。申請の仕方なら教えるから」


「あの、諦めずに頑張ろうって決めたところなんですけど」


「ええ、なんで働かないでただでお金貰えるのに、わざわざ働くのぉ?」


「いや、社会人として自立して......」


「べつにあんたが働かなくても世の中回るしィ」


「でも、まだ42なんです。まだまだ働きたいです。」


「ええ、まだ42なんだからただでお金もらって自由に生きればいいじゃあん。逆にィ」


「それじゃ生きてる実感が湧かないんです。結婚もしたいし」


「結婚運もないわね。ひとりで自由に生きればいいじゃん」


「無職で独身の男の自由なんて嫌ですよ」


「派遣かスキマアプリに登録してみたら?」


「正社員で働きたいです( ー`дー´)キリッ」


「うーん。前は何やってたの?」


「前職はタクシードライバーです」


「どれくらいやってたの?」


「2週間です」


「えっ、その前は?」


「介護士です」


「どのくらい?」


「1週間です。その前はバーテンダーです。一カ月くらい続きました。」


「......。ちなみだけど、一番長く続いたのどれくらい?」


「3ヶ月です!」


「うーん、逆に、今までなんで就職出来てたのか知りたいわぁ」










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