第8話 瑠実、泊まりに来る(桂の視点)
2028/10/1(日)AM8:50
今日は学芸会のリハーサルの日。俺は朝食を食べて瑠実を迎えに行き、氷の里ホールに向かった。少し遅れてあびる、蒼絵、明未が一緒に来た。
「おはよ~お2人さん、朝っぱらからラブラブだね~♪」とあびるが茶化すと蒼絵が「茶化すな、姉貴」と宥めた。明未は苦笑いしていた…。
少し遅れてざくろと初が来て、「よくも瑠実お姉様を穢してくれましたわね!」と怒りを露わにする初に瑠実が「やめい、お互い合意の下でヤッたんや!」と言い合ってるとざくろが「2人共一旦落ち着くのだ、もうすぐ諸悪の根源共が来るぞ!」と言ってから数秒後、『諸悪の根源』こと鮫妻一家が来た…。開口一番、国太君が。
「ようおめーら!、来てやったぞ。ヅラ男、今回も当然おめえの奢りな!」
「そりゃそーだよおとーさん、ヅラ男ごときがおとーさんと割り勘なんて100年早えーよ!。んじゃさっさとスタジオに入っぞ~!」
智枝ちゃんがそう言うと、皆スタジオ内に入って行った。そしてリハーサル。智枝ちゃんのカラオケもどきに、俺達は必要以上に熱を込めずに淡々とこなした。そして演奏終了後、智枝ちゃんが。
「どう、おとーさん?」
「良いじゃねえか!、歌も日に日に上手くなってるし。おめーら、明日は智枝の晴れ舞台だからしっかりやれよ。特にヅラ男!」
「ビデオにもしっかり撮って置くからね」
と晃子さんがそう言ってすぐさま、智枝ちゃんが何を思ってか?。
「そうだ、明日おめーにも歌わせてやるよ、1番だけな。後『私いつか、東京武道館でライブ出来るように、そしてこの曲で日本一に、絶対なります!』と言え!」
「なっ!。何でそんな事言わなきゃいけないの?」
「うるせー、イイからあだしのゆーとーりにしろ!。それよりお腹空いたから早く帰ろ~よ~!」
「よし、俺達は帰るぞ!。母さん、昼飯の準備しろ」
「はいはい」
と晃子さんがそう言いながら帰ろうとする3人に、俺は意を決してこう言った。
「その前に、皆に大事な話があるんだけど…。」
「ああ?。何だ、大事な話って」
「んだぞおめえこのヅラ男!、つーがあだし腹減ってんだから早く言え!」
と急かし立てる智枝ちゃん達に、俺は一呼吸置いてこう切り出す。
「智枝ちゃんに協力するのは、今度の学芸会迄にさせて貰うから、勿論智加ちゃんへの協力も…。」
「は?、何でだよ、ふざけんな!。つーがあだしの為にこれからも曲作り続けろ!」
「まあ落ち着け智枝、それでも良いぜヅラ男。但し、智加がどうなっても良いのか?」
と国太君が明未を盾にして脅して来ると、「それはウチと桂兄には関係あれへん事やわ!」と瑠実が毅然としてそう言い放った。
「『ウチと桂兄』って、どういう事だヅラ男?、説明しろ!」と国太君の問いに、俺は一呼吸置いて。
「俺、瑠実と結婚するから。瑠実と一緒に家庭を築くとなると、もう音楽活動どころではなくなる。それに俺の貯金も残り少なくなって来た、というのが主な理由だよ…。」と言うと、国太君が苛立ちながら。
「んな事あ俺らの知ったこっちゃねえよ!、それに貯金なら働いて又貯めりゃ良いだろ?。智加、おめえからもヅラ男に曲作り続けるように言え!」と明未に怒鳴りつけると、明未が一呼吸置いて。
「ごめんなさい。わたし、もうこれ以上桂お兄ちゃん達に無理させられない…。」と勇気を出してそう切り出すと国太君がみるみる怒り出して「こんの役立たず野郎ー!」と言いながら殴ろうとしたその時。
「待ったおとーさん!。こいつも一応ライブに出るから、お仕置きはその後にしよ?。顔や体に痣出来たら色々めんどくさい事になるし…。」と、まさかの智枝ちゃんが止めに入った。少し間を置いて、国太君がこう切り出す。
「学芸会が終わる迄の間にヅラ男を説得しとけ!、そうすればお仕置きは無しにしてやる。だがもし出来なかったら、今迄で一番キツイお仕置きすっからな、帰っぞ2人共!」と言って鮫妻一家は帰って行った。重苦しい雰囲気の中、瑠実がこう切り出す。
「ごめんな明未、これが俺達の限界だ。本当は、ずっとお前の力になりたかったんだが…。」
「ウチもやねん、さっきはあんな言い方してごめんな。けどウチらにはもうこれ以上、どうする事も出けへんねん…。」
俺と瑠実が申し訳なさそうにそう返すと、明未も残念そうに。
「その気持ちだけでも充分嬉しいよ。わたしの事は気にしなくて良いから、桂お兄ちゃんは瑠実お姉ちゃんと幸せになって。結婚式には誘わなくても良いから。わたしだけ誘うと他の3人が大激怒するから…。さあ、今度はわたしのリハーサルだね、1番迄だけど…。」
と明らかに無理して笑顔でいる中、明未のリハーサルを行なった…。リハーサル終了後、俺は瑠実と帰宅した、道中に瑠実が。
「桂兄、ゲーセン寄ってもええか?」
「良いけど、ゲームでもしたくなったのか?」
「ちゃうねん、ちゅープリ撮りたいねん!」
「ちゅープリ~!?」
「駄目かいな?」
「別に良いけど…。」
こうして俺は帰り道にあるゲーセン『
帰宅後、俺は飢えた獣が肉を喰らうように瑠実を求めた、事後に瑠実が第一声で。
「随分激しかったな~桂兄、仕事で疲れてるんちゃうんかい?」
「あの一家に振り回されて、ストレス溜まってたからな~…。」
「何やねんそれ…。」と呆れる瑠実を宥めるように、こう切り出す。
「そうだ!。もし良かったら瑠実の生い立ちや、あびる達との馴れ初めを聞かせてくれないか?」と聞くと瑠実は静かに語り始めた。
「ウチは生まれも育ちも大阪府坂石市やねん。小学校ん時は割りと普通の女子で、中学時代はバスケ部だったんや。一生懸命頑張ったんやけど、才能無いせいか?、思ったより上達せんから悩んでたんや。そんな中、中2の冬休み、色んなMVを観てたら、たまたま●ルクのMV観て衝撃受けて、何の楽器やるか悩んだ結果、ドラムやろう思ったねん」
「よくドラムやろうと思ったな!。お前なら可愛くて声も高いからボーカルも行けそうなモンだが…。」 と俺が言うと「何言うてんねん!」と瑠実が照れながらそう返しつつ、続ける。
「ドラムに決めた理由は、他の楽器は皆やりたがりそうやからや。ドラムなら必要とされる確率高そうやったからや」と言うと俺は「確かに、ドラムはセッティングが大変だし、部屋の場所取るからなあ…。」と言うと、瑠実が更に続ける。
「それからすぐお年玉もろたからドラムセット買って、バスケ部の練習の傍ら、ドラムも練習し出すと徐々に上達してって段々おもろくなって来て、1曲通して叩けるようになるとますます楽しくなって来たんや。せやけど中3の夏にバスケ部を引退してすぐに受験勉強せなあかんようになって、ドラム練習と同時並行してたんや、そんな中…。」と表情を曇らせつつ、更に続ける。
「中3の2月1日にオトンが会社から『再来月から宮城県
瑠実の高校入学直後(瑠実の視点)2026/4/3(金)
「大阪の坂石中ってトコから来ました、桑島 瑠実と申します。中学時代はバスケ部でした。趣味は音楽鑑賞で、ドラムも嗜んでます、宜しくお願いします」と自己紹介を終えた後。
「岩越中出身の鶴牧 蒼絵と申します、中学時代は空手部で副主将でした。趣味は音楽鑑賞で、ギターも嗜んでます、宜しくお願いします」と偉いベッピンさんがそう自己紹介した。休憩時間になり、ウチは速攻で蒼絵姉に声を掛けた。あんな美人、引く手数多やろうからさっさと声掛けへんと!、と思て。
「鶴牧さんってギターやってるんやろ、どんな音楽が好きなん?」
「桑島さんだっけ?、ドラムやってるって言う。アタシはロックが好きで、特に●ルクが好きなんだ」
「ウチもラ●ク好きやねん!。ちなみにドラム歴は約1年3カ月やねん」
「アタシもギター歴それ位だ!。なあ、今度セッションしないか?」
「やろうや、ウチら絶対合う思うねん!」
そうしてウチは、当時まだ岩越町に住んでた蒼絵姉の自宅に招かれ、近所のスタジオでセッションする事になったんやけど、そこであびる姉とも出会い「あーしも付いてく!」と半ば強引に付いて来おった…。そしてセッションで意気投合したウチらは一緒にバンドを組む事になったんや。そんな中、翌日の昼休み…。
「この間のセッション最高やったな~!」と蒼絵姉に言うと、あびる姉の方を向きながら「どした姉貴?」と聞いとったからウチも同じ方向を見ると「何かあっちから声聞こえて来ない?」と言ってあびる姉が指差す方を見ると、明らかにヤバそうな場面に遭遇したんや。
そこには女子1人を、女子4人と男子1人で囲んでいじめとるように見えた、その中の女子Aが「何が『マリみた』だ、気色悪いんだよ梨木!」と言うとすぐさま女子Bが「んだぞおめえ!、高校生にもなって」と言うと、梨木さんと言う女子が震えながらこう切り出す。
「どうしてわたくしがこんな目に遭わなければいけませんの?」との問いに女子Cが「おめえがキモイからだよ、その言葉使いも!」と言うと、女子Dも間髪入れず「そうだ。おめえのレズを直してやる。菅原、こいつとヤっちゃって。あたしは動画撮るから皆は梨木の事押さえて」と言うと菅原とか言うモブ男子が「任せろ!」と張り切りながら梨木さんを犯そうとしていた。
「やばいでこれ、先生に言った方が…。って2人共どこ行くねん!?」と言うや否やあいつらに向かって行きおった、この美人姉妹。
「嫌ですわ、離して頂きたいですわ~!」と必死に抵抗する梨木さんに菅原は「うるせえ、大人しくしてろこのレズ女!」と怒鳴ると梨木さんは「レズじゃありませんわ、百合ですわ!」と返した。
(えっ!、そこかい?。今気にするトコ)とウチが心の中でツッコんでると、菅原はその女子の眼鏡を取り「お前顔結構可愛いな」と言うと、他の女子達が「どこがだよ?、あたしの方が可愛いだろ!」「んだぞおめえ!」と嫉妬の言葉が飛び交う中、梨木さんが「貴方に褒められても嬉しくありませんわ!」と言うと菅原が頭に来て「この野郎、頭に来たから中に出して孕ませてやる!」と言い出した。その女子が「嫌ー!」と悲鳴を上げてる間に、あびる姉がその女子に馬乗りになっとる菅原に不意打ちで踵落としを食らわせて気絶させた。
女子Aが「菅原!」と言うとすぐさま女子Bが「誰だおめえ?、つか不意打ちなんて卑怯だぞ!」と言う彼女らに蒼絵姉が「集団で女子1人を寄ってたかっていじめる奴等に卑怯なんて言われる筋合いねえ!」と言い返した。更にあびる姉が。
「言っとくけどあーし、中学ん時空手部主将で、こっちの蒼っちは副主将だから。今度その子いじめたらあんたら皆纏めてサンドバッグにするよ。あーしら部員達と早速仲良くさせて貰ってるから。それにウチの高校、空手の強豪校だからあーしも含めて皆強いよ~♪」と言うといじめっ子達は気絶してる菅原を起こして、そそくさと退散してもうた…。
彼女達が去った後、梨木さんが「た、助けて頂いて有り難う御座います。お陰で何とか操を守り通せましたわ、何てお礼を申し上げれば良いか…。」と言うとあびる姉が「お礼なら、その大きなおっぱいを堪能させて頂きましょうかー!」とその女子に襲い掛かろうとした、何してんねんあびる姉!
その女子が「ひいーっ!」と驚いてると、蒼絵姉が咄嗟に「ボ、ボーカルやってくれ!。丁度アタシらバンド組もうと想ってたトコなんだ。ちなみにこっちはドラムの桑島 瑠実って言うんだ」と言うとあびる姉が。
「待って、ベースにして。あーしボーカルに心当たりあるから」と言うとその女子が「ベースってあの楽器のですか?」と戸惑い出した。
「そんな安直に決めてもええんかいな?」と聞くと蒼絵姉が「こうでもしないとあの子、姉貴の餌食になっちまう。ああ見えて姉貴も百合属性なんだよ実は」と衝撃の事実を知ったわ。
その女子が少し考えてから「解りました。わたくし、皆様の恩に報いる為に、今日からベースを始めさせて頂きますわ。自己紹介が遅れました。わたくし、梨木 初と申します。趣味はマリみたですわ~♪」とドヤ顔でそう言い切った、何でこの子がいじめられるか解った気がするわ…。てかこの子、ウチと身長同じ位やわ、胸はやや初姉の方がデカいかな?
2026/4/12(日)AM10:00
この日初姉と共に、あびる姉の部屋に集まった。あれから初姉はお年玉を崩して初心者用のベースを買ったそうで、それを見せつつこう切り出す。
「今日は以前、あびるお姉様が仰ってたボーカルが来るんですわよね?」との問いにあびる姉が「そーだよ、もうそろそろ来る筈なんだけど…。」と言い終えるや否や(ピンポーン)とインターホンが鳴った。
蒼絵姉が「来たか?」と言うとあびる姉が「あーしが出迎えて来るよ」と言って部屋を出て、少し経って連れて来て「皆、ボーカル連れて来たよ。とりま自己紹介して」と促された少女はなんと?、所謂ツインドリルでゴスロリの格好をしとった!。身長が蒼絵姉より僅かに低いその少女が戸惑いながらあびる姉にこう問い出す。
「ほ、本当にあの自己紹介を言うの?」と言うとあびる姉が「嫌ならMyTubeで1年前にリングランサーのイベントに出た時の自己紹介をクラスの皆に見せるよ~?」と言いながらその動画をウチらに見せて来た。
そこには同じ格好をしたその少女が「くくく、我が名は折北ざくろ。又の名を『ザクロード』、レイガルマ帝国の王女だ。ぐわあっはっはっはっはっは!」とそのキャラクターに成り切っとるざくろ姉がおった。ざくろ姉がその動画同様に自己紹介させられ、ウチら3人は呆気に取られた…。
「まさかこの子がウチらのバンドのボーカルとか言うんやないやろな…。」と聞くと、あびる姉は「そーだよ。この間の音楽の授業で皆の前で1人ずつ歌ったんだけど、声が高くて低い声も普通の女子並みに出るし、おまけにこんなに美少女だよ、歌も普通に上手いし。正にボーカルにピッタリじゃね?、あと色々面白いし」と言うとざくろ姉が「まだ『やる』と決めた訳じゃ!」
「んじゃこの『ザクロード』の姿とMyTubeの動画、学校中に言いふらしてやる!」とあびる姉がスマホ内の画像を見せると蒼絵姉が「何だその画像?」と聞くと、あびる姉が「あーしもリングランサー結構好きで、それ関連の動画漁ってたら、この動画に辿り着いたって訳よ」と楽しそうにそう言った。
「その時仙台の『
「そんな事があったのか?。悪魔にも劣る外道共め、我が闇魔法で地獄の業火を味合わせてやりたいわ!」と怒りを露わにしていた。一呼吸置いて初姉が。
「ざくろお姉様。もし何処にも所属してないのであれば、わたくし達とバンド活動なさいませんか?、自分の身を守る為にも…。」と訴え掛けるとあびる姉が「腕っぷしなら任せてよ、あーしも蒼っちも強いんだよ~♪」と言うと、根負けしたのか、ざくろ姉が「ぐぬぬ、解った。我と同盟を結ぼう…。」と言うとあびる姉が大喜びしながら「ありがと~!、これでメンバー揃ったね?。ちなみにバンド名は『Berryen』ね!」と言った。
「バンド名迄考えとったんかい!」
「どういう意味ですの?」
「皆自分の名前に何かしらベリーに関するワードが入ってるから」
「凄いですわあびるお姉様、とても素敵なお名前と由来ですわ!」
「こういうのを考えるのは得意なんだよ、姉貴は…。」
とまあ、こんな感じでBerryenは結成されてもうた…。
そして現在(桂の視点)
「それから毎年文化祭に出たりライブハウスや地元のイベントとかに出たりもしたんやけど、どれもパッとせえへん結果が続いて行き詰まってる時に、蒼絵姉がギターの弦買う為に楽器屋に行ったら、メン募の掲示板の桂兄の貼り紙を見て応募し、今に至るっちゅう訳やねん…。」
「そういう事だったのか…。」と俺が言うと瑠実が「なあ、今度は桂兄の半生を聞かせてくれへんか!」と目を輝かせて聞いて来た。
「生憎、お前が期待するような人生じゃなかったぞ、色んな意味で。それでも聞きたいか?」と聞き返すと瑠実が「全然構へん!」と言い出したから、俺は自分の半生を要点を纏めて簡潔に語った。({ep2:桂のこれ迄の人生}を参照)
俺が自分の半生を一通り語り終えると「そうやったんや、桂兄も色々苦労して来たんやな~…。」と言って優しく抱きしめられると、俺も『回復』してそのまま『2回戦』に突入し、今迄女性とそういう事が出来なかった分を取り戻すかのように、瑠実と交わり合った…。
2028/10/7(土)PM7:30
学芸会前日の夜。俺は職場の土曜出勤兼、定時残業を2時間終えて、クタクタの中車を走らせて家に帰ると、なんと瑠実が「お帰り桂兄!」と出迎えてくれた。
「る、瑠実!。どうしてここに?」と驚きながら聞くと「何言うてんねん?。仕事で疲れてる旦那様を迎えるのは当然やろ!。てかもうすぐ夕飯が出来るさかい、一緒に食べようや。ご両親は先に頂いたそうやし。安心せえ、ウチの両親には了解得とるし!」
瑠実はそう言うとすぐさま台所に俺を連れて行き、出来立てで美味しそうな夕飯を一緒に食べた。ただ単に美味しいだけでなく、心も温まって行った。これからはこれが普通になるかと想うと、とても感慨深くなって来た。完食後、俺は瑠実と洗い物を済ませた、そして。
「桂兄、お風呂に入って来たらどや?。仕事で汗と埃まみれやろうし」と言うとすかさず「一緒に入ろう♪」と不意にそう言った。
「何言うてんねん!、ご両親も居るんやぞ?」と咄嗟にそう返す瑠実を尻目に俺は「父さん母さん、瑠実と2人でお風呂入って来ても良い?」と聞くと両親共に呆れながら…。
「良いけど、あんまり羽目外し過ぎるなよ」と父さんが言うとすぐさま母さんが「風呂場でやらないでよ、掃除が大変だから。それと、今はまだ避妊しなさい、せめて瑠実ちゃんが高校卒業する迄は!」と釘を刺された。そして一緒にお風呂で体を洗い合い、そして俺の部屋でこう切り出す。
「瑠実、今日は生でヤッても良いか?」
「何言うてんねん!。高校卒業迄は『避妊する』言うたやろ?」
「避妊ならするよ、これで♪」
と言いながらピルを出した。
「これ8粒入り1万円以上するピルで、事後12時間以内に飲めば避妊率100%なんだって、ネットでも星4.5だから絶対大丈夫だよ、副作用も少ないらしいし、何事も経験だと思って1回だけお願い!」と俺が懇願すると、あまりの真剣さに根負けして瑠実が「今回だけやで…。」と了承してくれて、生でヤッた。事後、瑠実が何を想ってか?。
「桂兄、写真撮ってええか?」
「写真ならこの間ちゅープリ撮っただろ?、GoGIで」
「ウチらの愛し合っとる姿を写真にも収めたいねん!。生でヤラせてあげたんやから、それ位ええやろ?」
「まあ良いけど…。しかしどうして女って、そういう写真撮りたがるかな~?」
こうして俺と瑠実は、胸より少し上をタオルケットで隠した状態で、先ず俺が右腕で瑠実の肩を覆いながら瑠実の右肩に手を当てて左手でピースをし、瑠実が左手でピースしながら右手でスマホで撮影した。俺との愛の証を撮影出来て上機嫌の瑠実があまりにも可愛かったので、ピル飲んでるから大丈夫だと思い又しても生で…。その日は、結局2回もヤッてしまった…。
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